LINEマンガで人気配信中の「君の全てを奪いたい」の最新話のあらすじと感想を紹介します。
前回のあらすじ
城壁の崩壊により多くの死者を出し、その告別式が行われました。イアロスが被害者の親族達に事件を解決すると宣言する中、その姿を睨むオーディレイ公国王がいました。
「君の全てを奪いたい」108話のあらすじ ※ネタバレ注意
”愚かな人を助けたくはない。もし失敗したら命を落としてしまうから。それでも助けたいと思うのは…”
メーデイアは被害者の親族達が真犯人であるイアロスにすがる姿を見てうんざりします。
告別式が終わり、イアロスが周りを見渡すとすでにメーデイアの姿はありませんでした。
メーデイアはオーディレイ公国の王に挨拶をします。メーデイアは「1人で悩む王が心配だ、涙を拭うことも大切だ」と言って刺繍したハンカチを手渡します。
ハンカチにはメーデイアからのメッセージが書かれていました。
ハンカチにはなんと書かれているのでしょうか…?
公爵邸に戻ったメーデイアは今回自分がやろうとしていることはリスクが大きすぎるため、自分で動くことを決意します。
今回の事件の犯人は焼身自殺を図ったオーディレイ人とされており、裁判の日も近づいていました。
メーデイアは以前の裁判を思い出します。あの時はゴートを利用した後、口止めとして殺され、その時のイアロスのターゲットはプシュケーでした。
そして今回のターゲットはオーディレイ公国なのだと考えます。
今回の犯人は焼身自殺をして口止めされそうでしたが、ペロンによって阻止されましたね!
メーデイアはデキスが配置した公爵邸の警備を確認し、警備を抜けて公爵邸から出ます。
男装をしたメーデイアは事件が起きた場所の近くにある村、オーディレイ人が多く集まる場所にきていました。
今回の事件によりさまざまな噂が流れます。事件を起こしたのがオーディレイ出身者だということ、その犯人の釈放をペロンが求めたということ、それによりオーディレイ公国が帝国を裏切り、それをペロンが擁護したため神の怒りを買ったのではないかと言うことでした。
噂が流れたのはやはり告別式でイアロスが犯人がいると言ったことを誰かが広めたからですね…ペロンへの天罰だとでも城壁が崩壊したのはその前じゃない?
そして国内ではオーディレイ人への排斥も始まっていました。そして追い出されるオーディレイ人達は一箇所に集まります。
メーデイアは屋敷を出た後、オーディレイ人達が集まっている場所を探します。1人で夜が明けるまでに探す必要がありました。そしてハンカチのメッセージを見た公国王もその場所にいるだろうと考えます。
”昼に言えなかった話をしなければいけない…私があなたの力になると”
オーディレイ公国の王は賢く、国を統べる判断力を持ち合わせた人物でした。そしてその国民は旅しながら、世界中に人脈を作っており、その価値は大きなものでした。
公国のこの長所を帝国が手に入れるためには、国を支配するか、共生するかのどちらか。帝国は今まで中立的な立場をとっていましたが、イアロスは完璧な支配をしようとしていました。
”これは必ず僕が勝つゲームだ。もし動かなければ国民に背を向けた王として。動いたとしても今回の事件は国王が介入しているということにして先制攻撃をされたとすればいい。侵略戦争を起こすことができる。”
イアロスは市内に騎士団を派遣し、オーディレイ人が集まる場所を探すよう指示します。
オーディレイ人が集まる建物の中で、村に皇室の騎士がたくさんやってきたことが話題となり、オーディレイ人は不安を感じます。
「みんなここに集まってたんだ」
その場にオーディレイ公国の王が訪れ、オーディレイ人は皆平伏します。
”…私がここにきて本当に良かったのだろうか。自国民がまだ潔白だという確信がないのに”
メーデイアのハンカチのメッセージには『王が民を無視したら他に誰が残るのでしょうか』と書かれていました。
「君たちを助けに来た。」
オーディレイ公国の王は一時的に窮地に陥っているだけで、いつものように過ごせば必ず乗り越えられるからと国民達を励まします。
その姿を屋根の上から眺めるメーデイアの姿がありました。
「もう大丈夫だ。王様が動いた…」
公国の亡き父王の亡骸の時には動いてくれませんでしたが…これが吉となるのか?!
「君の全てを奪いたい」108話の感想
イアロスの目的はオーディレイ公国だったのですね!そのために父王の亡骸を利用してまで王を呼び出し、その間に事件を起こし、その罪を擦りつけようとするとは…なんと恐ろしい…
しかし、この公国の王、若いながらに意外とできそうな…ぜひイアロスと戦ってギャフンとさせて欲しい!!イアロスの思い通りになってほしくない…
しかし、イアロスが起こした事件だと国民に知れたら皇室の信用問題はなくなり、同時に跡継ぎもなくなるため、国が成り立たなくなる可能性も…
メーデイアがうまくやるんだろうけど、どうやっていくのか皆目検討もつきません…