LINEマンガで人気配信中の「君の全てを奪いたい」の最新話のあらすじと感想を紹介します。
前回のあらすじ
告別式でメーデイアはオディレイ公国の王に接触します。その夜、メーデイアは男装しオディレイ公国民が集まる場所を探します。そして公国民が集まる場所にオディレイ王が訪れました。
「君の全てを奪いたい」109話のあらすじ ※ネタバレ注意
オディレイ公国民が集まるその場所はオディレイ公国民の治療所でした。帝国民から排斥を受けた公国民は帝国の病院に拒否されたため、十分な治療を受けることができませんでした。
そしてその場にいる患者もオディレイ公国の治療では回復せず、ちゃんとした治療所に送らなければいけない状況でした。
”彼らを移動したら帝国に口実を与えてしまう。しかし、だからといって死なせるわけにもいかない。どうすればいい…”
オディレイ公国の王はどうするべきかと頭を抱えます。
その時、建物の扉が開き、騎士たちが入ってきました。騎士たちは不審者が侵入したという報告があり、協力をするように言って建物内を捜査し始めます。
公国民は急いで公国の王を奥の部屋に隠し、騎士たちから見つからないように隠します。しかし、騎士たちの捜査は続き、オディレイ公国の王が隠れる部屋の前までやってきました。
部屋の外の様子を確認しながら、オディレイ公国の王はどうしてこんなにも早く騎士たちに見つかったのだろうかと疑問に思います。そして、見つかってしまった時のことを考えます。
『なぜ、そんな時間に彼らといたのか解明しなさい。無数の帝国民を虐殺した悪人だ。この事件は公国王が暗躍して…我が帝国に挑戦状を突きつけたと見てもいいのか?』
オディレイ公国の王はそうなることを恐れ、見つからないように部屋からの脱出を試み、高い場所にある窓に手をかけますが、足をかける場所がなく、もたついてしまいます。
”…無理だ。”
「掴まってください(公国語)」
オディレイ公国の王は窓の外から差し出されたメーデイアの手を掴み、建物の外に出ます。
騎士たちが力ずくで扉を開けますが、部屋には誰もいませんでした。
「断られると思いましたが、がっちりと掴みましたね。昼にお伝えして、夜に騎士たちがきたので、疑われても仕方がないと思いました。」
「本当にグルだったらあなたは話を持ちかけなかったでしょう。何より、さっき君がオディレイ公国語で僕を呼んだから」
また、公国の王はメーデイアほどの人物がハンカチに刺繍をして形跡を残すというリスクを冒してまで行動してくれたことに信頼ができたと話します。
公国の王はどうして自分たちが集まっている場所を見つけることができたのか、自分を付けていたのかとメーデイアに尋ねます。
しかし、メーデイアは王ではなく、少年を付けてきたことを明かします。
明かりのついていない家を夜遅くに周わる子供を怪しいと感じたメーデイアはその少年を付けてここに辿り着いたことを話します。
そして、少年についていく中である光景を目にしたことを話します。
少年がパンを買おうとすると、店員が少年にパンを投げつけ断ります。店員は少年がオディレイ人という理由でパンを売らず、そして少年がパンを購入するために渡したお金も返しませんでした。
少年は仕方がなくその場を去ります。
メーデイアはその後、店の前に落ちたパンを踏み潰します。店員は踏み潰されたパンは売りだと言ってメーデイアに突っかかりますが、気づいた時にはメーデイアに殴られ、地面に横たわっっていました。
「地面に落ちたパンを売るのか?君はこれを食べられると言っているようだ。知らなかったよ。」
メーデイアは落ちたパンをその店員の口に突っ込みます。
そして肩を痛めた治療費として、店員が持っていた硬貨を治療費としてもらっていきました。
少年がパンを買うために店員に渡した硬貨ですね!
「どうして私たちを助けれくれるのですか?」
メーデイアの話を聞いたオーディレイ公国の王はメーデイアに尋ねます。
メーデイアは帝国の人間であり、オディレイ公国民の潔白を証明する必要もなく、逆に公国の王がメーデイアのことを帝国に売ったら、メーデイアは反逆者となってしまう。最悪の場合、帝国にも公国にも逃げ場がなくなってしまうのにそんなリスクを冒してまでどうして公国を救ってくれるのか尋ねます。
”私はどうして関与したのだろう…どうして少年の小銭を取り返したの?私はなぜ…”
「…私も不思議です。しかし、どうしても見過ごすことができませんでした。それでなのですが、私だけリスクを負うのは悔しいので、王様にも1つやってもらいたいことがあります。」
ートロピウム侯爵邸ー
「メ、メーデイア様…」
窓から現れる、男装姿のメーデイアにヘリオは驚きます。
「ヘリー、君に頼みたい事があってきたんだ…」
「君の全てを奪いたい」109話の感想
無事メーデイアはオディレイ王に会うことができてよかったです!それにしてもイアロスと騎士たちの動きが早い…間一髪のところでしたね!もし捕まっていたら…イアロスの思いのままに進んでしまう危険性がありました。
メーデイアがオディレイの少年の代わりに店員をやっつけた時、とてもかっこよかったです!!メーデイアはなぜそんなことをしたのだろうかと思っていましたが、罪もないオディレイ人を虐げる人々が許せなかったんでしょう…しかも子供相手に…
しかし、最後にメーデイアがオディレイ王とヘリオに頼んだことは一体なんなのでしょう?