LINEマンガで人気配信中の「君の全てを奪いたい」の最新話のあらすじと感想を紹介します。
前回のあらすじ
ロットの街で起きた爆発事件により、人々は神罰を恐れます。しかし、一部の人間は城壁崩壊の事件の真犯人は別にいるのではないかと考えるようになりました。
「君の全てを奪いたい」115話のあらすじ ※ネタバレ注意
プシュケーが叙任式のために支度をしていると、リラが昨日、ロットの街で爆発が起きた時、プシュケーの慈善行事に人々が集まっていたおかげで助かったのは奇跡ではないかと話し始めます。
”昨日のことは公爵様と私が計画したから…”
プシュケーは神聖の力が思い通りに使えなかった時、とても悔しい思いをしましたが、昨日は神がくれた力ではなく、自分の力でやり遂げることができたことを喜びます。
そして、子供たちへのプレゼントはもう少し時間があればもっといいもの、例えば絵本とかぬいぐるみとかをあげれたのではないかと考えながら叙任式に向かう馬車に乗ると、席にうさぎのぬいぐるみが置いてありました。
「よかったですね。」
背後から乳母が馬車と一緒にぬいぐるみもイアロスからのプレゼントであると言います。
乳母の登場がもはやホラー
自分の思考が読まれたように感じたプシュケーは気持ち悪く思います。そして、これはイアロスが昨日の行動について知っているという警告の意味なのかと感じました。
叙任式の午前中は城壁の崩落事故で亡くなった人々のための追悼式が行われました。追悼式に参加したオディレイ公国の王は追悼式で公国の人々が迫害されなかったということは公国への攻撃を中止したということかと読み取ります。そしてそれは昨日の爆発事故が関係しており、それを起こしたであろうメーデイアに感謝します。
一方で、メーデイアは皇帝の席が空いていることを確認し、皇帝の体調が悪いのか、このままではイアロスが実権を握ることになるのだろうかと考えていると、イアロスと目が合います。
”気分が悪そうだけど…そんな表情で見られると、あまりにも気分がいいじゃないか”
ロットの爆発事件はイアロスにとって痛手だったみたいですね!
ロットの街での爆発事件の証拠を全て消したメーデイアはイアロスが今後どう動くのか、これからが本番だと考えます。
ペロンの叙任式は当初用意した華やかなものではなく、追悼式と武闘会の合間に行われました。
黒の地味な衣装で現れたペロンに、最初は驚いたメーデイアでしたが、本来ペロンは質素な叙任式を望んでいたのかもしれないと考えると、物事はペロンの望んだように進んでいると感じます。
叙任式でペロンが教皇の元に行くと、教皇にだけ聞こえる声で話し始めます。
「ここまでは我慢しました。私をどんなふうに扱ってもよかったです。だから遠くに追い出したり、力を与えまいと叙任式を追悼式の後に行うと決めたことにも理解しました。しかし、人の命までは利用しないでください。それは悪魔に魂を売る行いです。」
ペロンは教皇に城壁崩壊の件に関わっていないと信じたい、でももし関わっているのであれば教皇である資格はないと言いました。
叙任式が終わり、ペロンとメーデイアが会います。
久しぶりに話す2人は軽く挨拶をかわし、ペロンは叙任式での雰囲気が柔順だったのはメーデイアのおかげかと話します。
「君は良いときも悪い時もあり、それは多くの人を生かすか殺す。また悪くなる可能性もある。だからもっと警戒しなければいけない。新しいベリアードの血を見せてくれるのだろう?」
「猊下、私が何かしたと思っているようですが、私も先に攻撃されなければ殺さないですよ」
そういって立ち去るメーデイアの後ろ姿をペロンは見送りながら、武闘会は何も起こらないことを祈ります。
ベリアードの傍系の男が書類を握りしめて言います。
「これだ!これがあれば武闘会でメーデイア・ベリアードを誰も知らないうちに殺すことができる」
「君の全てを奪いたい」115話の感想
ロットの街の爆発事件により、公国も救ったメーデイア。城壁を破壊して多くの人々の命を奪ったイアロスの計画とは違い、最小限の被害でより効果的に計画を進めるメーデイアはやはりやり手と言えますね。しかし、優秀すぎるからこそ、ペロンの心配もわからなくはないです…プシュケーの影響で人に対しての想いがいい方向に流れているように感じますが、某系など、自分に敵対する人々に対しては今まで通り冷酷に対処しそうですね…ペロンはそういった人々にまで慈悲を与えろと言っているのかどうか…でも自分の命を狙っているものたちなので、下手したら自分の命が奪われますし、難しいところですね。
そして、最後のシーンで傍系の男が何かを手に入れたようですが…一体なんなのでしょう…?