LINEマンガで人気配信中の「生まれ変わってもよろしく」の最新話のあらすじと感想を紹介します。
前回のあらすじ
雨の中、雨宿りをしようと遥が屋根のある建物に入ると、そこには歩がいました。
「生まれ変わってもよろしく」 89話のあらすじ ※ネタバレ注意
駿は父親に会いに実家を訪れていました。実家の扉を開けるとそこから従兄が出てきます。
「なんでいるの?」
「俺が叔父さんに会ったらいけないのか?」
従兄は駿の父親、正幸の容体を確認するために会いに来たようでした。従兄を避け、家に入ろうとする駿の腕を掴み、従兄が言います。
「お前、最近何を企んでる?いつものように静かにしてろよ」
従兄が駿の胸ぐらを掴み、いつものように駿を馬鹿にすると、駿は従兄を冷たい目で見ます。
「なんでそんな目で見るんだ?お父さん、お父さんてうろついて馬鹿みたいに見捨てられたくせに」
駿は従兄を蹴り倒し、騒ぐ従兄に言います。
「従兄さんは少し見る目を養った方がいい。僕を甘く見るようだけど、僕が何も知らないとでも思ってるの?」
「何のことを言ってるんだ?」
「従兄さんだけが人をつけていたと思う?でも、僕に人をつけても何をしているのか全く把握できていないんだね。逆に僕はいろんなことを知れたけど。警告するなら僕だけにして。もし周りの人に手を出そうとするならその時は僕も黙っていないよ」
家に入っていく駿の後ろ姿を見ながら、従兄は駿の言葉の真意を考えます。
香織と一緒に過ごしていた信吾のもとに従兄から着信が入ります。電話に出ると、今すぐ自分の元へくるようにと言って一方的に電話を切られました。
信吾は腹を立てながらも、駿のことを考えて、香織に少し出かけると伝えます。
香織との時間を邪魔をしやがって〜!
実家で駿は父親の正幸と話していました。駿は信吾に連絡を介すのではなく、直接自分に連絡をして欲しいと言います。そして遥に関しても自分を呼ぶようにと言いました。
「その女性と付き合っていくつもりなのか?」
「付き合うと言ったらどうするつもりですか?」
少し黙った正幸は、従兄が遥のことについて話していたことを伝えます。
「その女性がお前の地位を揺さぶる弱点になると思ったんだろう。お前のそばにいるだけで何をされるかわからない。お前は彼女を守れるのか?後継者の座からも下りようとしているのに」
「気づいてましたか」
正幸は駿が後継に従姉を選んだこと、その選択は悪くないが、従兄も勢力をつけているため、簡単に勝つことは難しいだろうと言います。そしてもし従兄との争いで負けてしまった場合は、駿だけでなく、正幸にも影響があることを頭に置いておくように忠告しました。
駿は従兄が自分の計画で一番の障害になることを理解した上で、準備をしてきたことを話します。
「私の目的は単に勝つということではありません。MIから完全に追い出したいのです」
従兄は黒い噂もあるので、MIの将来を考えるのであれば、縁を切った方がいいですね!
遥が雨宿りをしていると、歩が挨拶をして、自分達がよく会うのは不思議ではないかと話します。
しかし、遥はその話を適当に流しました。
駿以外には本当にクールです。笑
遥が傘をさして立ち去ろうとすると、歩が呼び止めます。
「あの…天気が本当にいいですね?」
雨が降っているにもかかわらず、そう言う歩を不思議に思いながらも、遥は「考えは人それそれだから」と返します。
去っていく遥の後ろ姿を見送りながら、歩は「やっぱり違うか…」とつぶやきました。
雨の中、歩いている遥は前世での出来事を思い出します。
『お互いに分かるように言葉を決めてはどう?』
それは前世の友人と交わした言葉でした。
『例えば、こんな雨の日にいきなり天気がいいですね。とか』
それを思い出した遥は歩のところに戻り、腕を掴みます。
「蟹の薄皮!」
『何それ』
『こんな答えを言う人は他にいないでしょ?だからこそお互いに気づくことができるじゃない。前世を記憶するもの同士』
「やっぱり!お前だったのか!」
蟹の薄皮…ちょっと翻訳に自信がありません…
お互いを分かるようにする合言葉みたいです!
「生まれ変わってもよろしく」 89話の感想
遥とのスクープを流したのはやはり従兄だったみたいですね…
従兄なのになんであんなに性悪なんでしょう…逆に駿が優しいのかな?信吾の件も考えると、金持ちは割と性格が悪い人が多いかも知れません…(もちろん、駿や香織、その両親のように優しい人もいますが)
そしていきなり歩の正体が!歩の正体は遥が前世で仲良かった人物みたいです!その時はお互い女性だったようですが、服装的に2人とも身分が高そう!これから19回目にして初めての前世の記憶持ちとの遭遇!半ば諦めていた遥にとっては嬉しい出来事だったと思います!そして、2人によって生まれ変わっても前世の記憶を持ち続ける理由が明らかにされるのでしょうか?