LINEマンガで人気配信中の「君の全てを奪いたい」の最新話のあらすじと感想を紹介します。
前回のあらすじ
イアロスに入れ替わりのことを気づかれたことをなんとかメーデイアに知らせようとプシュケーは奮闘します。一方で、メーデイアはイアロスの刺客によって爆風に巻き込まれてしまいました。
「君の全てを奪いたい」124話のあらすじ ※ネタバレ注意
”やり遂げた…計画通りだ。あとはこのまま死んだらお終いだ”
爆風を受け、全身血だらけのメーデイアは身体中の痛みを感じます。
「よかった。私が痛くて。死んだり、痛くなったりするのは私だけでいい」
え、メーデイア?!
ーその少し前
中央競技場の休憩時間ではプシュケーはペロンを引き連れて急ぎます。
”今競技場に戻ったらもうチャンスはない。体を変えるなら今だ!”
あ!プシュケーと入れ替わってたのか!!え、でもいつから…?!
このあと決勝戦も控えているため、プシュケーを心配するペロンは体の入れ替わりに反対しますが、プシュケーは説得をします。
プシュケーは入れ替わる時、自分が苦しそうにするだろうが気にしないこと、そして倒れた時は支えてほしいとペロンにお願いして、手を胸の前で組み、神聖の力を使います。
入れ替わる場合、プシュケーは死を一度受け入れなければならず、その時苦痛を伴います。それを知っているペロンは、その厳しい選択をプシュケー自ら選ぶことに感心し、見守ります。
プシュケーの神聖の力が高まり、ふと、倒れたのでペロンはプシュケーを受け止めました。
「来たか、メーデイア」
無事、入れ替わりは済んだものの、状況を読めないメーデイアにペロンは1つだけ知っておいて欲しいと言います。
「プシュケーが君を救ったんだ」
プシュケーは無事メーデイアの体に入ります。競技場に辿り着く前にイアロスの刺客が現れるだろうと思ったプシュケーは移動を始めると、メーデイアの傍系の1人に遭遇します。
あ、すでにこの時からプシュケーだったんですね!
血まみれでメーデイアのコートを着ている傍系の人を見たプシュケーは状況を把握し、刺客も近くにいるだろうと考え、巻き込まれないよう、傍系の人に諦めろと言います。
しかし、傍系の人は自分に向かって剣をかがげ、それを見ながら、プシュケーはその後ろに刺客がいることに気づきました。
1発目は傍系の人に当たり、外した刺客は、2発目を放ちますが、プシュケーは的確にそれを防ぎ、刺客へと近づきます。
考えるより先に体が動くことに、プシュケーは以前、メーデイアが『人の記憶が魂だけでなく、体にも残るようだ。どうだ?諸説ではあるが面白くないか?』と話していたことを思い出します。
「面白いかどうかはわかりませんが…」
爆風に巻き込まれたプシュケーはそう言いながら、慣れた、死が近づいてきている感覚がきていることを感じます。
”絶対慣れたくないのにね”
そしてふと、この体の状態でメーデイアが決勝戦で戦うのかと思います。
”大変だ…神聖を使うどころか、手1つ動かな…く…て…”
「まったく。何が起きたというのだ。」
目が覚めたメーデイアは目の前に広がる血の海に困惑しつつも、プシュケーが自分を救ってくれたのだと実感します。
再び元に戻りましたね!
体中の怪我を確認したメーデイアは痛みに鈍くなり、ちょうどいいと感じます。
そして、イアロスが今どう思っているのだろうと思いました。
一方、中央競技場では体調の悪そうなプシュケーにイアロスが声をかけます。一安心したのも束の間、イアロスを騙したことで、今後イアロスがどのような行動に出るのか見張ろうとプシュケーは考えます。
そして同じ時刻、ヘリオは中央競技場に到着しており、メーデイアとの再会を心待ちにします。
「君の全てを奪いたい」124話の感想
最初、メーデイアがやられてしまったかと思いましたが、まさかの、プシュケーだったとは!驚きと安堵とプシュケーの優しさに涙がでそうでした…
ペロンが思う通り、確かに誰も人に代わって苦痛や死を受け入れたくないもの…それをプシュケーは受け入れてしまう。ある意味すごい精神力を持った人だなと思いました。
今回、プシュケーの行動のおかげで、メーデイアの命は助かり、また、イアロスを騙すこともできました。イアロスは次に何をしてくるのでしょうか?