LINEマンガで人気配信中の「君の全てを奪いたい」の最新話のあらすじと感想を紹介します。
前回のあらすじ
メーデイアは裁判で罪人である貴族たちが、集めた修道院の子供100人のうち、30人が行方不明になっていることを告発します。
「君の全てを奪いたい」77話のあらすじ ※ネタバレ注意
デキスは首都のメーデイアのもとにいくことにし、女性に子どもたちの世話を頼みます。
特別裁判は速戦即決で行われ、罪がバレてすぐに捕まった罪人たちは事態に備えることはできませんでした。
メーデイアは裁判長に提出した書類の説明をします。書類には帝国語が乱雑に書かれていましたが、解読すると”子供のお腹を割ってア○ンを流通させたので誰も疑わない。実に便利だった。”でした。
子供をアヘ○流通に使うなんて…そんな恐ろしいことをしていたのか!
裁判長は罪人に確認を取りますが、罪人はそれを否定します。
メーデイアは証人を呼び、修道院で唯一の生存者だと紹介しました。
ホルン侯爵は生存者が残っていたのかと驚きます。
フードをかぶったその証人はメーデイアの言葉は正しいと言って、修道院では毎年優秀な生徒を選抜し、特別クラスを編成していたこと、そして、首都のアカデミーや他国の留学に行かせるとそそのかして子どもたちを売ったり、殺したりしていたことを告発します。
裁判長が再び罪人たちに確認を取ると、ホルン侯爵が、「私達が助けなければ、とっくに餓死していただろうに!自分たちで来たんじゃないか!乞食同然だよ!恩知らずが!」と叫びます。
ホルン侯爵…どうしようもないクズですね…
フードをかぶった男を筆頭に参観人たちが罪人たちに怒りを顕にします。
フードをかぶった男の人、顔にひどい火傷?のあとがありますね!
1人の女性がホルン侯爵の胸ぐらをつかみいいます。
「娘も修道院に言った。でも急に消えて、死体も見つからなかった。戦争だから仕方がないと受け入れたけど、貴族たちのしわざだったの?じゃあ、私の娘は探してくれない母をどれだけ恨んだか…」
裁判長がその場を止め、休廷後に判決を宣言することをいいました。
メーデイアは先程の母親が乳母の姿と重なります。
そこにプシュケーが現れ、自分も裁判の準備の手伝いをしたかったと言いました。
「知っていたら私を邪魔したはずだから。その証人、偽物だよ」
特別クラスの生存者がいなかったため、メーデイアは修道院出身者を証人として立てていました。
「なぜそんなに驚くの?証人がいないからって罪をなかったことにするほうが悔しいでしょ?」
「どうやってやっていくんですか?」
「何を?」
「何をって、証人が嘘だとバレたら大変なことになります。一度嘘だと明らかになれば、人は真実も疑ってしまいます。」
「バレなければいい」
「メーデイア様!」
「これがお前にいわなかった理由だ」
理想を追い求めるプシュケーに対し、実利を求めるメーデイアは衝突してしまいます。
「しばらく言葉が通じるのかなと思ったら、また、君と私はこうやって衝突するんだ」
プシュケーとメーデイアはまたすれ違ってしまうのでしょうか?
罪人たちのなかでホルン侯爵がつぶやきます。
「絶対に1人では死なない…」
え、なになに、ホルン侯爵めちゃこわいです!
再び裁判が開廷し、裁判長が最終判決を下します。罪人たちは最高刑の打首となり、執行はその日の日が暮れる前に行うことになりました。
”お父さん、私が勝ちました。もう最後なのに、言いたいことはありませんか?さよならとか、すまないとか、悔しいとか、子供の育て方を間違えたとか。
最後まで視線もくれないお父さんと処刑までを黙って見る私。私もべリアードの人間のようです。”
べルアード公爵が息子の背中にムチを打ちながら、ベリアードの人間であればこうでなければいけないと叱ります。幼いメーデイアはその姿を見て、どういう状況なのか理解ができませんでした。
ただ、殴られていた兄が「ごめん、怖いものをみせてごめんね」と言ったことだけは鮮明に覚えていました。
メーデイアの幼い頃のシーンですね。まだデキスが家を出る前ですが、ベルアード家の教育はなかなか過激です。
「君の全てを奪いたい」77話の感想
予想もしなかった残酷な罪が明らかとなりました。そしてホルン侯爵が怖すぎます…なんですか、メーデイアも巻き込む気ですか?最初の登場シーンから想像できないほどの豹変っぷりに恐怖を感じます。そして、メーデイアのお兄さんが首都に向かっているようですが、無事裁判は終わったように見えますが、これからまだ何かあるのか…見逃せませんね!