LINEマンガで人気配信中の「君の全てを奪いたい」の最新話のあらすじと感想を紹介します。
前回のあらすじ
メーデイアは無事自分の証拠が正しいものだと証明し、ホルンやテシオンは斬首刑に処されました。
「君の全てを奪いたい」83話のあらすじ ※ネタバレ注意
”ついに父が死んだ”
メーデイアは過去を思い出し、これで終わったのだと思います。人々は罪人であるテシオンたちの死に歓声をあげますが、一部の人は偽の信託を信じ、メーデイアが父親を殺したので次は帝国ではないだろうかと思う者もいました。
メーデイアはそんな人々の心を読み取ったのか、ベリアード家の財産を手放すことを宣言します。
帝国でも屈指の貴族であるベリアード家の財産はすごそうですね
それを見ていたイアロスはメーデイアを止めることはしませんでしたが、メーデイアにはなにか思惑があるのだろうと感じます。
メーデイアは人々に3つの公約をします。1つ目は事件の被害者と遺族を探して補償すること、2つ目は逃亡をしたものを探すこと、3つ目に2度とこんな事件が起こらないように監視することでした。
そして人々に新しいベリアードをみていて欲しいといいます。
メーデイアの兄であるデキスは今回の事件で父親を裁くことで自らも傷つくことを恐れていましたが、メーデイアはむしろ道理によって崩れた後はまた築き上げればいいと考えていました。そしてそれを兄に知ってほしかったのです。
今のメーデイアを見て、『悪女』や『所詮ベリアード』と思う人はいないでしょう
デキスはメーデイアのもとに行き、生存者はすでに自分が見つけ、自分の邸宅で過ごしていることを伝え、「おめでとう、公爵」と言いました。
公爵後継者が指輪をはめる左手の小指にデキスは別の指輪をはめていたところから、ベリアードの後を継ぐ意思はまったくなかったことが伺えますね!
そうしてメーデイアはベリアード公爵家の家長、メーデイア・ベリアードになります。
そして正装したペロンが動き始めました。
「さあ、みんな何しているんだ?そろそろ行くぞ。帝国の政派が変わる瞬間だ」
その後ろには革命派の貴族たちが続きます。
時はさかのぼり、ベリアード家にて。
ベリアードの後継者になるだけではイアロスを相手にできないと考えたメーデイアはペロンに今後のことについて話します。
ペロンはさすらいの身だったため、今は国民の支持しかなく、お金と名声が必要でした。メーデイアはベリアード家の後継者となったあと、財産を神殿に寄付し、新政勢力の革命派をペロンに託して『新党派』という名で始めることを話します。ペロンと新党派はイアロスに対抗する剣となるだろうとメーデイアは考えました。
ペロンを革命派のもとに行かせたのはこういう狙いがあったからなのですね!
時は戻り、ペロンは国民の前に立ち、自分が枢機卿であることを告げます。
ペロンは国民に英雄や公女の恋人だと思われていたので、枢機卿だと言われるとびっくりしますね!
その様子を見ていたイアロスは嘲笑います。
「君の全てを奪いたい」83話の感想
メーデイアの人の心を読み、それを掴むのが上手だなと感じました。いままで悪女として扱われてきたメーデイアですが、この物語を読みすすめると悪女ではなく、正しいことを正しく行動できる頭の切れる女性だということが明らかになってきて、どんどん好きになっていきます!
イアロスには皇太妃になると言っていましたが、今回のことで、メーデイアの思惑はイアロスにバレてしまったのでしょうか?