LINEマンガで人気配信中の「君の全てを奪いたい」の最新話のあらすじと感想を紹介します。
前回のあらすじ
メーデイアに仕事を頼まれプシュケーはロットの街で物資を給付するために準備をし、街に向かいました。
「君の全てを奪いたい」113話のあらすじ ※ネタバレ注意
世間ではポリー家の悪評が広がっていました。そんな中、プシュケーがロットの街で慈善行事を行うと話題になります。
「急になんで?」
「評判のせいだろう。大衆に支持されるために私たちを利用するんだろう」
ロットの街での今までの貴族たちの慈善行事ははした金程度のもので、また人々への扱いも悪く、ロットの街の人々は期待はしていませんでした。
それでもそれに縋るしかないロットの街の人々は自分たちにうんざりします。
プシュケーの慈善行事では1人1ずつ物資が支給される予定でした。ある家族がみんなで一緒に行こうとする中、1人の子供、ニックは体調が悪いためお留守番することになります。
当初、プシュケーの慈善行事はロットの街の中で行われるものでしたが、街中は暴力や薬が横行しており、皇太子妃候補であるプシュケーがそこで行事を行うのは危険だと判断したため、皇居騎士団たちが慈善行事の場所を街の入り口に変更させます。そして街の入り口には店もあり、店員や買い物客は迷惑がります。
「どうして私の許可もなしに変更したの?」
駆けつけてきたプシュケーは騎士団に腹を立てながら尋ねます。
そして、ここで慈善行事を行えば、物資をもらいにきた人々は見せ物になってしまうことを指摘し、自分を守ろうとしてくれたのはいいが、それによって人々に侮辱を与えるようなことはしてはいけないと注意します。
「みんな同じ人間じゃないか」
プシュケーは騎士団にその気がないなら自分で場所を戻すと物資を運び始めると、騎士たちもプシュケーに従い、元の場所まで荷物を運びます。
その様子を見ていたロットの街の人々はどうしてプシュケーがここまでしてくれるのか疑問に思います。そんな声が届いたのかプシュケーは彼らの方を振り返り、言います。
「私、あなたたちに愛されたいの」
プシュケーたちの様子を遠くからメーデイアが見ていました。
『メーデイア様、こうして兵力はプシュケーの周辺に集中するでしょう。騎士たちの目を避けて目的地まで移動するのが用意になるかと思います。それでも、油断はしないでください』
今回プシュケーに仕事をさせたのは、メーデイア側で行動しやすくするためだったんですね!
当初の場所に戻ったプシュケーたちは慈善行事を開始します。ロットの街に住む人の分があるため、プシュケーは人々に並ぶように言い、もらうときは名前を告げるようにと言いました。
1人の少年、ジンがプシュケーから物資をもらいます。そして次の人、次の人へと順番に物資が渡り始め、順調に進んでいくように思えました。
しかし、横入りやスリをはたらく者が出始め、トラブルが起こります。言い争いが始まる中、プシュケーはその場を止めようとして転んでしまいました。
この瞬間、ロットの街の人々はこの行事はここで終わってしまうと直感します。
雨も降り、プシュケーは転んだせいで泥まみれで怪我もしてしまったため、これ以上行事を続けることはできないだろうと人々は考えました。
しかし、ここまでしてくれた貴族もいなかったため、ロットの街の人はふと考えます。
”あの方が皇后になったらこの国をどう導いてくれるのだろう”
そんな中、先程物資を受け取ったジンが顔を真っ黒にしてやってきてプシュケーに「パンをください」と言います。
すでに渡していると他の人々が指摘する中、プシュケーは名前を尋ねます。
「私の名前は…ニックです」
お留守番している子の名前ですね!もしかしてその子のために…
その様子を人々は静かに見守っていました。そして不思議なことに雨に濡れたその令嬢が自分たちと同じ人間に見えます。
”そういえば、さっきこのお嬢さんが言っていたっけ?『みんな同じ人間じゃないか』『私、あなたたちに愛されたいの』”
メーデイアは屋根の上からクロスボウのような武器で狙いを定めます。
「久しぶりだ…うまくいくだろうか」
放った矢は建物の窓の隙間から中に入り、その建物が燃え上がります。
「君の全てを奪いたい」113話の感想
前話でプシュケーがロットの街に着いたとき、何もなかったのは皇居騎士団のせいだったのですね…ほんとプシュケーの邪魔しかしない…
しかし、無事当初の場所で慈善行事を行うことができてよかったです!
そして、今回メーデイアが行動に出ます!メーデイアが行動しやすくするためにロットの街で慈善行事をしたようですが、まだメーデイアの目的は明らかになっていません…
最後にメーデイアが矢を放ち建物が燃えますが…一体どういうことなのでしょうか?
オディレイ公国の王のことも気になりますし、続きが楽しみです!