LINEマンガで人気配信中の「君の全てを奪いたい」の最新話のあらすじと感想を紹介します。
前回のあらすじ
仲が良かったメーデイアとデキスですが、次第に距離を置くようになります。ある日、父親であるテシオンにデキスが叱られていると、その場にいたメーデイアが笑うのをデキスは目撃してしまいました。
「君の全てを奪いたい」80話のあらすじ ※ネタバレ注意
デキスはメーデイアになぜ笑っていたのか尋ねると、メーデイアは「自分が笑っていたのは気が付かなかった。ただ、毎日ベリアードの人間となれと言われてなれないお兄さんを離せないお父さんのこの状況はコメディーだと思ったの」と言います。
それを聞いたデキスはもう仲の良かった昔の自分たちはいないのだと感じます。そしてその日から父親の叱る声がメーデイアに言われているように感じました。
数日後、帝国戦争が始まり、デキスは公爵家の代表として戦場に旅立ちました。父親からの挨拶は『名誉のために死ね』と言っているようなものでした。メーデイアはデキスと止めることも、目を合わすこともありませんでした。
”メディ。お前はどうして私が憎いの？私は君の幸せのために命をかけているのに。君は結婚すれば逃げれるじゃないか。君を解放するためにこんなに努力しているのに、なんで私が憎いの？”
ベリアードが嫌いなデキスはべルアードからメーデイアを守りたかったんですね！
デキスが公爵家に戻ると、家の中は荒れていました。デキスが使用人たちに尋ねると、メーデイアが皇太子に一方的に婚約を破棄されたことを知らされます。それを聞いたデキスはメーデイアのもとに行き、励まし、「他の人と結婚しても幸せになれる。私が調べるよ」と言います。メーデイアはその提案を拒否し、メーデイアは「お兄ちゃんがこういうたびに、まるでお父さんのように見える。私がいつ結婚したいって言った？本当に結婚したかったら、婚期になる前にしている。なぜ私が皇太子を望んだか分かる？そんなこと関係なく、家の利益を考えるお父さんや、私の気持ちを知らず騒ぐお兄ちゃん。2人は一緒だよ！お兄ちゃんはどうして私のことを考えてくれなかったの？」
デキスはベリアード家から逃げ出したいと思っていました。そして同じ境遇のメーデイアも自分の考えと同じなんだと思っていました。だから、メーデイアには結婚して仲睦なじい家庭を築き、幸せになって欲しいと願っていました。でもそれはデキスの願いであって、メーデイアの望むものではありませんでした。メーデイアはベルアード家から逃げるのではなく、立ち向かおうとしていると気づいたデキスはメーデイアに謝罪します。
2人はお互いが父親と重ならないように努力していましたが、方向性が違ったために、お互いが父親と重ねてしまったんですね…
デキスは父親から指輪を渡され、地下の極秘文書保管庫に行くように指示されます。それはベリアード公爵になるための最後の関門でした。保管庫にある膨大な量の資料からデキスはベリアード家公爵家のルーツとなった不正の書類を見つけます。
「君の全てを奪いたい」80話の感想
今までデキス目線で描かれてきたので、メーデイアがベリアードに毒されてきたのかと思っていましたが、違ったようで良かったです。メーデイアはメーデイアなりにベリアード家に対抗するために頑張っていたんですね！本当かっこいいです。
一見、これで仲直りしたように感じますが、デキスがペロンに会った時、自分は嫌われていると言ってましたよね？この後にまたなにかあるのでしょうか？