「再婚承認を要求します」の小説のあらすじと感想を紹介します。
前回のあらすじ
ナビエの妊娠祝賀パーティーの話を聞いたラスタは、自分に面倒を押し付けて、あの女は幸せに暮らしているのか!とナビエを逆恨みします。
「再婚承認を要求します」 169話のあらすじ ※ネタバレ注意
「ラスタの嫌いな人が私に不幸を押し付けて、幸せになっているんです。エルギ公爵様はどう思いますか?」
ラスタはエルギ公爵の元へ行き、あえてナビエの名前は出さずにエルギ公爵に言います。
「それはいい気持ちではないが、一体誰のことを話しているんです?」
「…そんな人がいるのです」
ラスタはふとエルギ公爵の部屋に大きな荷物があることに気づき、尋ねると、ハインリの子供ができたということでお祝いに西大帝国に行くと言いました。
「陛下は行かないのですか?」
「この国でも皇后として待遇されていないのに、他の国に行ったら惨めな思いをするだけでは…?」
「他の国だからこそ優遇されると思いますよ」
ラスタはナビエに会いたくないと思いましたが、ハインリには会いたいと思っていました。自分のことが好きだったハインリなら、もう一度自分のことを好きになるのでは…?とラスタは思い、ソビエシュに相談しに行きます。
ハインリは一度もラスタを好きになったことはないんですけどね…笑
ラスタの予想とは裏腹に、ソビエシュは快くラスタが西大帝国に行くことを許可し、「ナビエの姿を見て、皇后の態度を学んでこい」と言いました。
ラスタが出発すると、ソビエシュはエベリーをハインリ宛に送り出し、他にも西大帝国に向かう者が多かったので、宮殿内は静かになりました。
人々の関心が西大帝国に向いている今、ソビエシュは自分の騎士を動かし、ラスタの使用人たちをとらえました。
だからソビエシュはラスタの西大帝国行きを許したんですね!これは、ラスタの悪行の証拠を確保するためでしょうか?
ジュメンシア老公爵は孫2人に、「叔母であるクリスタはお前たちのために自殺した。だからしっかり勉強をして、叔母の復讐をしなければいけない」と話します。
ジュメンシア老公爵が家門や孫を守るためにクリスタを見捨てたから、結果的にクリスタが犠牲になったからであって、孫に復讐させるのはちょっと…
「叔母様は男に狂って皇后陛下を傷つけたから連れていかれたのに、どうして私たちの犠牲になったというのですか?叔母様の自殺と私たちは関係ありません」
ジュメンシア老公爵は孫の発言に腹を立て、頬を叩きました。クリスタは孫たちのためにパーティーを開いたり、プレゼントを贈ったりしていたのに…とジュメンシア老公爵は2人の孫を薄情だと感じます。
そこへ孫の母親であるジュメンシア公爵夫人が泣いている孫たちの元へやってきて、擁護します。
「私たちにクリスタ様が何をしてくれたのでしょうか?パーティーには招待されず、私たちを笑いものにして…都合のいい時だけ助けを求められても、助けたいと思うでしょうか?」
あれ?クリスタ意外と性格悪い…?
ジュメンシア公爵夫人の言葉を聞いたジュメンシア老公爵はさらに怒り、公爵夫人は2人の子供を連れて出ていきました。
”私は薄情な者たちのために娘を犠牲にしたのか…”
ジュメンシア老公爵は自分の選択に後悔し、涙しました。
ナビエの妊娠祝賀パーティーには予想より多くの外国貴賓がやってきました。その中にはパルアン侯爵もおり、ナビエに挨拶をした後、コシャールと楽しく会話をし、その姿を見ていたナビエは自然と笑みがこぼれました。
その頃ハインリはエルギ公爵と話していました。
「最近静かではないか?」
「結婚して立場が変わったからな。クイーンの母国だ。もし勝てたとしても滅ぼすのは難しい。」
「征服戦争を初めは考えていたじゃないか」
「クイーンは東大帝国を、国民を愛しているんだ。そして彼女の家門もある」
「それはそうだろうな」
「東大帝国を滅ぼさない限り、歴史は残り、歴史学者はクイーンが復讐のために母国を攻撃したというだろう。私はそんな汚名をクイーンに着せたくないのだ」
エルギ公爵とハインリの2人の共通の目的は東大帝国の滅亡だったんですね!
「…私は諦めないぞ。」
その時、ラスタが会場に登場します。
その姿を見たエルギ公爵はニヤリと笑い、「収穫期はもうすぐだ」と言いました。
「再婚承認を要求します」 169話の感想
ラスタの勘違い&逆恨みがぶっ飛んでますね。笑
この勘違いのまま、西大帝国で暴走しなければいいですが…
今回、ハインリとエルギ公爵の共通の目的が明らかになりましたね!ナビエが西大帝国に行く時らへんで「共通の目的がある」的なことを言っていた記憶があります…
東大帝国の滅亡…ハインリは単に国力を上げるため?なのかわかりませんが、エルギ公爵もその理由が謎ですね。どちらかというと、エルギ公爵の方が切望しているような気がします。
海洋国ブルーボヘンの王族であるエルギ公爵…一体その理由はなんなのでしょうか?