「再婚承認を要求します」の小説のあらすじと感想を紹介します。
前回のあらすじ
ナビエの妊娠祝賀パーティーにラスタがやってきました。
「再婚承認を要求します」 170話のあらすじ ※ネタバレ注意
「赤ちゃんができたのですね。おめでとうございます。ナビエ皇后」
「ありがとうございます」
ナビエと一緒にいたソズ姫はラスタに会いたくなかったのか、背をそむけます。
ナビエもラスタには会いたくありませんでした。
「贈り物です」
ラスタがナビエに渡した贈り物は以前、ナビエがラスタに渡した宝剣でした。ラスタの様子で自分が怒ることを期待していると気づいたナビエは「返してくれてありがとう。あなたには私のものを渡したくなかったの」と言いました。
ナイス!ナビエの反撃!!
ナビエの言葉にラスタの表情は固まり、その場を去っていきました。
「以前から嫌いでしたが、もっと嫌いになりました。でも、前より雰囲気が変わったような気がします」
ラスタが去った後、ソズ姫がそう言うと、ナビエも確かに以前よりもラスタの表情が冷たくなったような気がしました。
パルアン侯爵がソビエシュからの贈り物はなんだったのかとナビエに質問したので、ナビエはリルテアン大公経由で馬車をもらったと言います。しかし、ソビエシュがエベリーを送ったことを知っていたパルアン侯爵は「自分と同じぐらいに出発したからもう着いてもおかしくないのですが…」と言いました。
エベリーの名前を聞いたナビエは不安になりました。
エベリーに何かあったのでしょうか…?
翌日もエベリーは到着しませんでした。心配で仕方がないナビエのもとに甲高く笑うラスタの声が届きます。
「もしかしたら並んでいるのはナビエ皇后とハインリ陛下ではなく、ラスタとハインリ陛下だったかもしれませんよ」
「不思議なことをおっしゃいますね。そんなことは万が一にもないでしょう」
「いつもラスタだけに意地悪ですね。手紙を送ってくれたじゃないですか」
ハインリが大人しいことを不審に思っていたナビエでしたが、”手紙”と聞き、納得します。ハインリと文通をしていたのはナビエでしたが、それがバレ、ハインリが自分と結婚する前に不倫をしていたと思われれば、今は少なくなってきたクリスタ派の勢力が再び力を持つかもしれない。その状況を避けるためにハインリが大人しくしているのだと思ったナビエは、その場に割って入ることにしました。
「ラスタ皇后はいつも私の夫に関心がおありのようですね。それとも私に関心があるのですか?」
ソビエシュに続きハインリまで…人(ナビエ)のものが欲しくなる人っていますよね…
ジョアンソンに同僚が質問責めをします。
以前は貴族やゴシップに興味のなかったジョアンソンが、今や貴族のゴシップを書き、しかも記事を書くたびに新聞は飛ぶように売れました。
どうやったらそんな記事がかけるのかと同僚が尋ねると、ジョアンソンは信頼できる高貴な貴族が情報提供してくれるのだと言いました。
「今日の午後、皇后陛下が首都に戻られると聞いている」
高貴な貴族…一体誰でしょうか…?
その日の午後、ラスタは東大帝国に戻ってきました。ハインリは自分にすでに関心はなく、ナビエがお祝いの言葉を受け取っている姿を見るのは不快でしたが、東大帝国で冷遇されている今、西大帝国でのもてなしは満足するもので、いっそのこと貴賓として西大帝国に留まった方がいいかもしれないと思いました。
ジョアンソンの情報は確かでしたね!それにしてもラスタ…西大帝国にももう2度と来ないでほしい!
しかし、ソビエシュが他の女と会っているのは嫌だと思ったラスタは宮殿へ入ると、アレンと帽子を被った子供の姿があり、アレンはラスタの姿を見ると嬉しそうな表情をしました。
ラスタはまた息子の待遇のことで催促しにきたのかとうんざりしますが、アレンは息子を抱っこしてほしいと言いました。
話をするならとりあえず中に入ろうと移動すると、大きな鳥が翼を広げ子供の方に飛んできます。
「だめ!!!」
鳥が子供をかすめた拍子にアンの被っていた帽子が取れ、子供に人々の視線が集まりました。
「再婚承認を要求します」 170話の感想
今回、ナビエのラスタへの返しが最高でしたね!ソビエシュがいないのでナビエも気を使うことなく言うことができたのでしょう。しかし、エベリーの行方が気になりますね…もしかしてナビエの刺客に…でもソビエシュが送り出したということはそれなりの護衛をつけているはず…無事なことを祈ります。
また、最後のシーンでアンの顔が周囲に顕になってしまいました。ラスタそっくりの子…東大帝国に一波乱起きそうです!