LINEマンガで人気配信中の「再婚承認を要求します」の原作小説83話を翻訳しました!
前回のあらすじ
ナビエは離婚通告後にハインリと出会い、再婚申請について準備します。離婚調停当日、迎えに来た騎士団はナビエに頭を下げ、侍女たちは涙を流します。
83話のあらすじ ※ネタバレ注意
ラスタは自分の世界がまるっと変わったように感じました。貴族たちが自分と仲良くなりたいために近づいてきたからでした。ナビエのことはかわいそうだとは思いましたが、そのために自分を犠牲にはしたくないし、何よりナビエを同情できる今の立場が好きでした。
ラスタの侍女のデリスはラスタのもとで働けて幸せだと言います。しかしラスタは自分は皇后になるのだからとデリスや他の身分の低い貴族の侍女をクビにしようとしていました。
ラスタが離婚調停のために服を選んでいるとエレギ公爵が現れたのでラスタはすぐに部屋に入れました。部屋に入ってきたエレギ公爵はどうして皇帝と皇妃が離婚すると教えてくれなかったのかと残念そうに言います。ラスタはソビエシュに秘密にするように言われていたため言えなかったと答えます。エレギ公爵はラスタがドレスを選んでいるのを見て離婚調停に参加するのか尋ねるとラスタはどれを選んだらいいか迷っていると答えました。エレギ公爵は一番派手なドレスを勧めました。
ナビエが法廷に着くとすでにみんなが到着していました。監禁されていたため会えなかった両親やバルアン侯爵もいました。声をかけたかったナビエですが両隣にいる騎士のせいで話すことはできませんでした。ナビエは正面を見るとソビエシュと大神官がいました。大神官はナビエに皇帝であるソビエシュが離婚申請をしていると言いました。離婚の理由は言わずに離婚したらどうなるのかをナビエに説明し、ナビエは離婚裁判をすることも、この申請を承諾することもできるがどうするか尋ねます。大神官や友人・家族は離婚裁判をすることを望みましたが、ナビエは離婚を承諾することを選びます。それを聞いたラスタの口元が上がったのをナビエは見ました。ソビエシュは少しホッとしたような表情をしていました。大神官は本当にいいのかと少し怒りっぽく言いますが、再度ナビエは承諾することを伝えます。そして再婚承認を要求しました。ナビエが指を差すとそこからベールをかぶったハインリが登場し、周りは驚きます。ハインリがナビエの横に並ぶとナビエは私の再婚相手だと言い、ハインリが大神官にナビエを自分の国の王妃にしたいと言いました。ソビエシュが人の国で何を言っているのだと言いますが、ハインリはプロボーズだとソビエシュをからかうように言います。ソビエシュはこの再婚申請は不当なものだと言いますが、ハインリはこのチャンスを逃さないように急いで来たので承認して欲しいと大神官に頼みます。ナビエとハインリは緊張しながら大神官の決断を待ちました。2人は手を握り力を込めました。大神官の決断は再婚承認を認めるとのことでした。大神官は離婚調停の閉会を宣言すると近くにいるナビエとハインリをさらに近づくように指示し、祝いの言葉を述べました。大神官はナビエを信じているから承諾したが、簡単な道のりではないことを忠告しました。
2人の後ろには怒りに満ちたソビエシュがナビエとハインリを見ていました。ナビエとソビエシュは目を合わせますが、お互い何も喋りません。大神官が汗を拭きながらその場を去るとソビエシュが近づいてきました。
感想
とうとう冒頭のシーンになりました。こんな事情があって離婚後すぐに再婚申請したんだなと理解してから再び冒頭のシーンを読み直すと色々と納得できます。ナビエが思った通り、ソビエシュは再婚の邪魔をしようとしていました。すべてがギリギリで行われていた為、ナビエが離婚に気がつかなければ、ハインリと出会ってプロポーズできなければ、ハインリが離婚調停に間に合わなければ、どれか1つでもダメになっていたらこの再婚申請は承認されないものだったのではないかと思うとナビエの先を読む力とその行動力がどれだけ凄いことかが実感します。最後にソビエシュはナビエたちに近づいてきますが、一体何をするつもりなのでしょうか?続きが気になります!