LINEマンガで人気配信中の「ハーレムの男たち」の続きが気になったので、原作小説を翻訳しました!
LINEマンガ26話、27話の内容になります!
前回のあらすじ
忙しいラティルの気分転換にサーナットは剣の稽古に誘いました。2人で仲良く剣の試合をしている様子を目にしたラムナンはサーナットに嫉妬をします。
「ハーレムの男たち」25話(小説)のあらすじ ※ネタバレ注意
ラムナンの嫉妬心を侍従が心配する一方で、ゲスターの侍従のトリーもまた、ラムナンの侍従とは違う方向で心配していました。
ラムナンが通り過ぎた後もゲスターは下を向いており、侍従が声をかけるとゲスターはぎこちなく笑いながら顔を上げ、歩き出しました。
侍従がゲスターとラティルが親しげにしていたことを話すとゲスターはひどく恥じらった様子だったので侍従は間違えて『いやらしい』と言ってしまったかと思いましたが、ゲスターが「親しく接してくれる」と答えたので、侍従は間違えていなかったと安心しました。
侍従は陛下の寵愛が側室での権力なのに、どうしてそんなにもゲスターが縮こまっているのかと尋ねると、ただ図書館であっただけでその段階までいったわけではないとゲスターは返しました。
ゲスターとラティルが手を繋いで歩いていたら、寵愛をうけたと思いますよね。笑
侍従は「夜の出来事ですか?」とできるだけ純化して表現しましたが、ゲスターが驚愕した表情で注意するので、侍従は眉間にシワを寄せました。
病弱で気弱だったゲスターのためにロルド宰相が同じ年頃で剣術の才能に優れた子供を護衛に育てたのが侍従のトリーでした。自然とトリーはゲスターと同じ授業を受け、その中に性教育も含まれていました。その頃は少し恥ずかしがる様子もありましたが、どうして今の方が恥ずかしがるのだろうと侍従は不思議に思いました。
その時、侍従はゲスターを抑え、剣を抜きました。侍従の剣に何かがぶつかり、ゲスターに何が飛んできたか尋ねると、それは石でした。
ラティルのもとに侍従長がやってきて、ゲスターが石を投げられたことを報告します。
「誰が投げたんですか?」
「それが分からないようです」
「周りに誰もいなかったのですか?」
「侍従がいましたが、侍従は護衛も兼ねているので、自分が犯人を探しに言った時に共犯者がゲスターを攻撃するのではないかと追跡ができなかったそうです」
「え?ゲスターも一緒に追跡すればよかったのでは?」
「ゲスターさんは走ることができません」
「ああ…」
ゲスターは昔から体力がありませんでした。しかし、見た目はたくましく見えたので、少しは鍛えたのかなとラティルは思いましたが、ただ生まれつきの骨格にすぎませんでした。
ラティルは誰の仕業だと思うか侍従長に尋ねるとクラウンではないかというので、ラティルは私情は除いて欲しいというとゲスターは穏やかで敵を作らないような性格なので分からないと答えました。
ラティルはじっくり考えた後、全員に注意することにしました。
ラティルはハーレムに足を運び、側室やその奉公人、ハーレムであたらく宮人を呼び集め、ゲスターが石を投げられたこと、そして仲良くしろとは言わないが、流血するようなことはしないようにと注意をしました。
ラティルは侍従長に私情は挟まないように言いましたが、もともとおかしな人だからもしかして…と思ってクラインを注意深く見ると、クラインは恐れるどころか、ふふふと笑って手でハートのかたちをつくりました。
クラインは自分が疑われていることなど一切考えていませんね。笑
ラティルはそれをみて思わずクスリと笑ってしまいました。
ラティルは犯人が見つかっていない以上、再びこんな事があったら団体責任で罰を与えると厳しく忠告し、解散させました。
タッシールが侍従にラティルの初恋の人について尋ねます。タッシールは相手が王であることを知ると、ハーレムを作ったことや、選ばれた側室たちの年齢や容姿からその相手は既婚者で年齢が近く、容姿も優れているカリセンのヒュアツィンテではないかと推測しました。
相手が未婚であれば、そのまま結婚するだろうけど、ハーレムをわざわざ作ったところから、既婚者だと思ったんですね!
タッシールは以前、ヒュアツィンテに会ったことがありましたが、少し話した程度で相手の性格がわかるようなものではありませんでした。タッシールにとってラティルの性格は把握しにくく、接近しにくいため、侍従はヒュアツィンテのことを調べることにしました。
タッシールがどこかを見ていたので、侍従がその視線の先をみるとそこにはクラインがいました。
「自分で調べても良い」
タッシールはクラインのもとに向かいました。
「ハーレムの男たち」25話(小説)の感想
ゲスターに石を投げた犯人は誰でしょう…。クラインではないかと思いますが…タッシールはゲスターがラティルと手をつないでいるところを見ていますが、石を投げるような人物とも考えられないし…というか、側室の誰もそんなことしなさそうですね。笑
タッシールの頭の回転の速さには脱帽ですね!そして、次はクライントの会話になるかと思いますが、頭のいいタッシールと少し変わったクラインの会話はどうなることでしょう!