LINEマンガで人気配信中の「君の全てを奪いたい」の最新話のあらすじと感想を紹介します。
前回のあらすじ
メーデイアは暗殺者たちに襲撃を受けますが、無事退けます。しかし、その様子を監視し、報告しようとしている者がいました。一方でプシュケーのもとに訪れた教皇はプシュケーにペロンに近づかないように忠告しました。
「君の全てを奪いたい」91話のあらすじ ※ネタバレ注意
プシュケーの父であるポリー伯爵が目を覚ましました。ポリー伯爵がプシュケーのことを尋ねると、プシュケーは庭園にいるとポリー伯爵夫人が答えます。
庭園にいるプシュケーは教皇と話していました。教皇とは神と人の番人で世界の平和を守る者であるのに対し、プシュケーは教皇に危機感を感じていました。
教皇はプシュケーについている使用人たちを見てから、プシュケーの行動の報告が粗末になったことを言います。
「報告もお粗末で、今日外出するという日程も初耳だなんて…この辺で巣を作りましたね」
「…報告ですか?巣ってなんですか?」
「プシュケー様が大きくなられたということです」
「言葉遊びをしないでください」
教皇は「本当です」と言ってプシュケーの最近の1ヶ月の行動を話し始めました。
それを聞いたプシュケーは顔をしかめます。
教皇は今日は何を言っても誤解されるからと帰ろうとするとプシュケーは教皇の服の裾を掴み引き留めました。
「まだ私は話していません。どうして私にそんなことをおっしゃるんですか!」
「さっき、話したじゃないですか。プシュケー様は何も知らないまま、殿下のそばにいてくれるだけでいいんです。それがみんなのためです」
教皇、怖い怖い…
プシュケーは教皇が自分を牽制するためにきたのだと感じます。その時、突然頭痛がプシュケーを襲い、プシュケーがメーデイアと入れ替わり、死の峠を越えた時の記憶を思い出します。
メーデイアはプシュケーが身につけていたネックレスが聖物であり、聖物とは貴重なもので帝国でも数点しかなく、神殿の地下深くに隠されているため、手に入れることが難しい物だと説明しました。
その話を思い出したプシュケーは聖物をイアロスに渡したのが教皇ではないかと考えます。
イアロスと教皇はズブズブな関係ですね…
一方で、メーデイアとヘリオは陰から様子を見ていた偵察者を拘束し、送り出した者は誰かと尋ねます。しかし、なかなか口を割らないのでメーデイアは取引を持ちかけました。
それは暗殺者たちを送り出した者のことを教えてくれれば命は助けてあげるという取引でした。
偵察者はその取引に応じ、暗殺者を送り出した者はベリアード家の傍系でメーデイアを拉致し、息のあるうちに後継者を持たせて実権を奪おうとしていたこと、そして自分の主人はそれに反対し、自分を送ったことを話ます。
その話から、メーデイアは傍系の中でも意見が割れていることに気づきます。
「約束通り、生かしてやる。どうせお前を殺したところで同じ奴らを送ってくるから、いっそ警告した方がいいだろう」
メーデイアは偵察者の目を傷つけ、偵察者にありのままのことを伝えるように言います。
「傍系も選択しなければいけないだろう。私を敵に回すのか、恐るのか」
するとヘリオがもう一つの目を自分にくり抜かせて欲しいと言いました。ヘリオは傍系がメーデイアの命を狙い、また公爵の実権を奪おうとしたことを許せませんでした。メーデイアが持っていた短剣を手渡し、ヘリオが残ったもう一つの目をくり抜こうとした時、デキスが現れ、2人を止めます。メーデイアにもう血生臭いことはしないと約束したではないかと言いますが、メーデイアは自分の命が狙われたこと、現実は厳しいことを伝えます。
「怪我した目のために、同情でもしますか?心配しないでください。両方の目を失えばデキスと違う格好になるから」
デキスは引き留めようとしますが、そこをヘリオが遮ります。
「邪魔しないで。殺してやる」
「君の全てを奪いたい」91話の感想
今までプシュケーに一応隠れて監視していた教皇たちですが、プシュケーが成長したことを感じ、牽制するようになってきましたね…
しかし、聖職者がこんな腹黒でいいのか…神殿、腐敗しきってますね…
そしてメーデイアの方は傍系の尻尾を掴みましたね。傍系は一体どんな反応をするのでしょうか…テシオンより頭の良いメーデイアは絶対敵にはしていけないと思うのですが…慎重に考える派がメーデイアにつきそうですね。笑