LINEマンガで人気配信中の「君の全てを奪いたい」の最新話のあらすじと感想を紹介します。
前回のあらすじ
公国の先王の亡骸が偽物だと気づいたメーデイアたちはイアロスが皇帝になる前に手を打たなければならないと次の手を考えます。
「君の全てを奪いたい」96話のあらすじ ※ネタバレ注意
イアロスは公国の先王の亡骸を踏みつけ、自分の作戦がうまく行ったこと、そして騙されている公国民を嘲笑います。
本当に嫌なやつですね…
イアロスは父親である皇帝に会う時間になり、父親の元に向かいます。
皇帝はベットの上で病に臥しており、自分の代わりに皇帝代行を務めるイアロスを褒め、誇らしい息子に育ってくれたと言います。
司祭たちが皇帝の健康のために祈りの準備をしますが、その祈りで使う香りをかいだ皇帝が突然咳き込みます。イアロスは祈りを中断させてはいけないと消さずに窓を開けるように指示をしました。
え、この祈りに使う香り、怪しすぎません?
イアロスは自分ではまだ力不足のため、早く元気になって長生きしてほしいと皇帝に言い、抱擁します。その言葉に感動する皇帝に対し、イアロスは怪しい笑みをするのでした。
「プシュケー…お前が叙任式に行かなくてもよければいいのだが…」
突然言う父親であるポリー伯爵にプシュケーはどうしたのかと尋ねます。
ポリー伯爵は今までのようにイアロスがプシュケーを守ってくれる状況ではないことに気づき、危惧していました。
ポリー伯爵も自分の命を脅かしたのがイアロスだと気づいていたんですね…
「殿下が守ってくださいますよね?今までそうおっしゃっていましたよね」
プシュケーはあえて笑顔で何も知らないふりをして言いました。そうしないとイアロスの思い通りになってしまうと考えたからです。
”彼がその気になったらお父さんはその日に亡くなっていたでしょう。わざと生かして、父に『僕はいつでもあなたを殺すことができる』と脅迫したんです。そして、父の病気と噂の間で身動きできない私に頼って欲しかったのかな。イアロスはいつも想像を超える行動をする。そんなあなたに勝てるかな?”
プシュケーは父親に笑顔で「大丈夫です」と言い、部屋を出ます。
庭を歩くプシュケーは今まで自分が過ごしてきた平和な世界はイアロスによって作られた偽物の世界だったのかと怖気付きます。そして日差しの強さにしゃがみこむプシュケーのもとにリラやリンなど、複数の使用人たちが心配して駆け寄ります。
プシュケーを元気にするために相談する使用人たちの会話を聞いてプシュケーは思わず笑ってしまいます。
「私はもう大丈夫。家に戻らなくていいよ。だから、歩き続けよう」
プシュケー強くなりましたね!そして敵しかいなかった場所で自分の仲間を作りましたね!
その様子を陰から乳母が見ていました。
乳母怖すぎ!!
公爵邸にベリアードの傍系一族が集まり、メーデイアに対し挨拶をします。そして叙任式まで泊めて欲しいと言います。
「新しい公爵を誠心誠意補佐します。」
「ふっ」
”補佐?一緒に過ごしながら暗殺する機会を伺うことを補佐というのか?”
メーデイアは相手に聞こえぬよう、「厚かましく憎たらしい」とつぶやき、大きな声で歓迎します。
公爵邸では宴が開かれ、それぞれがお酒を飲み楽しみます。すると突然ガラスが割れた音が会場に響きます。
そこには割れたグラスを持つメーデイアと頭を抱える男の姿がありました。
あれ、この男性、傍系会議で仕切っていた帽子を被っていた男性ですね!
「…すまないね。内緒にしていたんだけど実は最近調子があまり良くない。医者の話だと狂病だそうだ」
「君の全てを奪いたい」96話の感想
イアロスは自分が皇帝になるために公国を踏み躙り、自分の父親を危険に冒し…自分以外には本当に情がない人間なんだなと思いました。早くメーデイアにやっつけられて欲しい…笑
プシュケーは冷静に自分の状況を把握し、そしてその時にベストな対応をできるようになったんですね!腹の探り合いが常の貴族の中でずっと閉じ込められていたプシュケーにとって辛い世界かもしれませんが、自分で作った仲間とともに切り開いていって欲しいです!!
そして最後のメーデイアの狂病には笑いました。むしろ暗殺者送っときながら、平然とメーデイアのもとに来る親族の方がメンタル狂ってますけどね。笑