LINEマンガで人気配信中の「君の全てを奪いたい」の最新話のあらすじと感想を紹介します。
前回のあらすじ
罰だと言ってリンを執拗に叩く乳母の姿を目撃したプシュケーは、乳母の腕を掴み止めました。
「君の全てを奪いたい」98話のあらすじ ※ネタバレ注意
何をやっているのかと乳母の手をとめるプシュケーに乳母は構わずに寝室に戻るように言います。
しかし、プシュケーは部屋に戻らずに、彼らを変な口実をつけて殴ってはいけないと怒ります。
「…最近気づいたんだけど、この子達だけでも私の世話をするには十分だったよ。使用人も全て家門の一員ではあるけど、むやみやたらに手を出す乳母なんて追い出した方がいいよね。今回のことは乳母の権限の範疇を超えているから」
プシュケーよく言った!!
プシュケーはリラやリン達を呼び、部屋に戻ります。プシュケーはリンの傷を見て、無力な自分に涙します。傷をすぐに治す力があるのに、使うことができず、イアロスと繋がっている乳母を本当に追い出すわけにもいかず、自分1人では結局何もできないのではないかとプシュケーは思います。
”私は一人じゃない。この子達と一緒なら…”
「…何かできそう」
「乳母様を追い出すつもりですか?」
「…それより、いい方法を思いついた。私を助けてくれる?」
乳母怖すぎてほんと追い出して欲しいですが…乳母がいなくなってもどうせイアロスが新しい手下を回してくるので…そう思うと乳母の方がわかっている相手だからやりやすいのかな…?
その頃、公爵邸ではメーデイアとデキスが傍系について話をします。使用人が傍系を屋敷に引き入れてしまったことでメーデイアを心配しますが、デキスはメーデイアが公爵邸について一番詳しいため、簡単に害を及ぼすことはできないだろうと言います。
メーデイアは叙任式で全てを整理し、自分を決して侮ってはいけない人物だとわからせてあげようと言うのでした。
叙任式の朝、神殿から皇居までの行進が開始されました。行進では誰もが集まり、華やかなものとなります。行進をする中、ペロンを『ペル』と呼ぶ男がペロンに「幸せになれ」と言います。
「今までありがとう!民衆の英雄!お疲れ様!これからはエンペランと帝国の英雄だ!」
その言葉に思わずペロンは吹き出し、「そうするよ、ありがとう」と返事をしました。
一方でプシュケーは皇居で教皇を待っており、教皇が到着したら一緒に入場する予定でした。
プシュケーが教皇に花と一緒に送ったカードに一緒に行こうと書いてましたね!
教皇を待つ間、プシュケーはリラと一緒に街の様子を眺めます。人々やリラが笑っている姿を見たプシュケーは状況が人を変え、人が状況を作るのだなと感じます。
「私はね、変わりたかったの。教皇との入場を望んだのもそのため。すごいようでそうじゃないから、そんな私を君たちが強くして。私を信じる人を守りたいという意志が前を踏み出す力になる。少しくすぐったいけど、とても気持ちがいいよ。」
プシュケーは今日みたいにみんなが幸せだったらいいと思います。そして叙任式は自分から世と向き合うチャンスなのではと考えます。
「だから、これからも頑張るよ!」
その時、大きな音が響き渡り、プシュケー達の近くの城壁が崩れ、リラはプシュケーを守ろうと駆け寄ります。
「人が敷かれた…」
崩れた城壁に周囲の人が向かうとそこには崩れた城壁の残骸と瓦礫に潰された人の手が見えました。
え…この手はもしかして…
その頃、皇居では空を見上げ、怪しく笑うイアロスの姿がありました。
「君の全てを奪いたい」98話の感想
乳母の非道なところをプシュケーが見て止めに入ってくれてよかったです!しかし、以前とは違うプシュケーの様子に乳母は気づいたようなので、これがどう動くのか…
そして叙任式!行進が始まり、ペロンが皇居へと向かいます。無事たどり着けたらいいのですが、イアロスが何か邪魔をしそうですよね…
そして城壁崩壊!!!!
プシュケーが巻き込まれたような…プシュケーの場合、神聖の力があるので大丈夫かとは思いますが…リラが一番危険ですね…人の前で力を使うことはできないでしょうし…
あの血だらけの手は一体誰のなんでしょうか…最後に笑うイアロスの姿から、城壁崩壊にイアロスが関わっているのではと思わずにはいられません!!!