LINEマンガで人気配信中の「君の全てを奪いたい」の最新話のあらすじと感想を紹介します。
前回のあらすじ
イアロスに2人が入れ替わると気づかれたことをメーデイアになんとか伝えようとするプシュケーですが、イアロス止められてしまいました。
「君の全てを奪いたい」123話のあらすじ ※ネタバレ注意
イアロスは1つだけ見逃していました。メーデイアを殺しても、2人の体は入れ替わらないということを。そもそも2人の体が入れ替わるのは神がプシュケーを守るために始めたことであり、メーデイアを殺してしまえばそのまま死んでしまう。それで終わりでした。
確かに、今までの入れ替わりはプシュケーが殺されたか自ら絶った時でしたね!
しかし、イアロスには2つの目的があり、それに重点を置いてました。
1つ目は2人が本当に入れ替わるのか確かめること。2つ目は自分を弄んだメーデイアへの復讐。
イアロスはどんな手を使ってでもメーデイアに復讐しようと心に誓います。
どちらかというと、メーデイアの復讐しか考えてなさそうですね…冷静なイアロスならメーデイアを殺しても入れ替わらないかもしれないと気づく可能性がありますが、それどころではなさそうです…
ベリアードの傍系たちが公爵位を自分のものとしようと争う中、ディオンはそこから逃げ出します。
”最後の1人になるまで戦う気なのか?あれじゃ、まるでただの殺戮だ!”
1人になったディオンはこの後のことを考えます。
”メーデイア様のもとに行った方が良いかな?それとも中央競技場に?”
しかし自分の実力ではすぐに倒されてしまうため、どうすれば良いかと考えていると、ヘリオが茂みから現れます。
ディオンを見たヘリオは、予定ではベリアードの者同士争っているはずなのに、どうしてディオンがここにいるのかと思います。しかし、どうせ、メーデイアはベリアードの傍系たちを今回の武闘会で消そうとしていたので、ここで自分がディオンを始末した方が良いと考え、ディオンに剣を振りかざします。
「ああああああああ!」
ヘリオの剣はディオンの頭を掠っていきました。
命拾いをしたディオンでしたが、どうしてヘリオが自分を生かしたのか疑問に思います。しかし、ヘリオに戦いを挑んでも勝ち目がないと知っているディオンは勇気を振り絞って賭けに出ます。
「公爵様に…私に教えてくださったことはこの目で見て理解したとお伝えください」
ヘリオがメーデイアに好意があると義母から聞いていたディオンは自分とメーデイアとの関係を匂わせました。
「直接伝えればいい。まあ、難しいだろうが」
「は、はい!」
自分の考えが合っていたとディオンは安堵します。
「急に公爵様の名前を出して…頭を一生懸命動かしたんだね。まあ、とりあえずは見逃してあげよう。代わりに決勝まで私と一緒に移動しよう」
ヘリオは甘くなかったですね。笑
一方でベリアードの傍系は決着がついたようでした。最後に残った1人がメーデイアが着ていたコートを羽織り、中央競技場へ向かいます。しかし、一族での争いの中で大怪我を追ったため、武闘会は棄権しようと考えていました。
「遅かったね。みんなはどこに行ったんだ?」
「うそだ!なんであなたが生きているんだ!」
中央競技場を目の前にし、メーデイアが現れ、動揺します。
「公爵位を手に入れたって死んだらおしまいなのに。人間は欲望に忠実だ。1つを手に入れてもまた次を欲しがる。お前もやはり家門の一員なんだ。誰かはお前の座を妬むだろう。それでも…。言葉で警告するのはここまでだ。もう諦めろ。これ以上はお前の命の保障はできないぞ」
しかし、やっと公爵位を手に入れたと思っていたその者はメーデイアの言葉を素直に効くはずがありませんでした。
”何も知らないくせに…私と同じくせに自分だけ高潔なふりをするな!諦めろって?私はやっとここまで来たのに!!!!!”
「メーデイア・ベリアード!!!」
ベリアードの傍系がベーデイア目がけて剣を振りかざそうとすると、背後から矢で打たれます。
遠くからメーデイアたちに目がけて矢を向けている者がいました。
イアロスの刺客ですね!!!
メーデイアは尋常ではない速度でその刺客に近づきます。事前にイアロスから接近戦では勝ち目がないと聞いていた刺客は、万が一に備えて、あるモノをイアロスから渡されていました。
接近戦になると確信した刺客はメーデイアが近づくと、そのあるモノを使って爆発を起こします。
「っう…は…」
爆発に巻き込まれたメーデイアは横たわります。
え…メーデイアが…
一方、中央競技場では、プシュケーの頬を伝う冷や汗を手で拭いながらイアロスが話します。
「どうしてそんなに緊張しているんだ?競技に参加している者の中に怪我をしないようにと心配する人でもいるのかな?」
そんなイアロスの質問にどきりとしながらも、プシュケーは愛想笑いをしました。
「君の全てを奪いたい」123話の感想
すっかり忘れていましたが、入れ替わりの条件はプシュケーの命に危険が迫った時でしたね…
イアロスは自分を弄んだメーデイアに復讐をしつつ、プシュケーの体に入ったメーデイアを手に入れようとしていますが、そもそもメーデイアが死んでしまった時点で終わり…
メーデイアの最後のシーンでメーデイアのうめき声と血のついた手の描写がありますが…メーデイアが無事なことを祈るばかりです…