「再婚承認を要求します」の小説のあらすじと感想を紹介します。
前回のあらすじ
ナビエはワシの赤ちゃんが登場する不思議な夢を見ました。
「再婚承認を要求します」 152話のあらすじ ※ネタバレ注意
一度目を覚ましたナビエでしたが、侍女たちが心配し、再び眠ることにしました。しかし、今度は夢を見ることがありませんでした。
その日の夕食、ナビエがハインリと食事をしているとハインリが昼間見た夢の話をします。
ハインリの宝石のコレクションの中に美しい黄金の卵があり、それからヒナが生まれました。ヒナが可愛くて、抱き上げると、そのヒナが宝石をせがむのでハインリは宝石をヒナに食べさせます。するとヒナは大きくなり、次は王座をよこせと王座に座ります。叱ることができず困ったハインリはナビエを呼びに行き、ナビエがそのヒナから王座を取り戻してくれました。
ハインリの夢を聞いたナビエは自分も同じような夢を見たことを話します。
「夫婦で同じ夢を見ると、赤ちゃんを授かるという迷信があります。」
ハインリのその言葉に、ナビエは月のものも来ているのでそれはないと返します。しかしハインリは念の為、医者に診てもらうことを勧めました。
”期待してもし違ったら…”
ナビエはもう少し時間が経って、確実になってから診てもらいたいと言いますが、ハインリは譲りませんでした。
「クイーンは働きすぎです。もし妊娠していたら早めに気づくべきですし、そもそも休息が必要です」
「…あまり期待をしないください」
ナビエは渋々受診することにし、翌朝、ナビエは医者に診てもらうことになりました。
ナビエのお腹に赤ちゃんがいるのかわかりますね…!ドキドキ
”やっと得られた赤ん坊が女の子だなんて…”
優れた皇后であるナビエを捨ててまで、望んだ赤ちゃんが女の子だったことにカルル侯爵は落胆します。
生まれた赤ちゃんはラスタに似て美しい顔立ちでした。しかし、必要なのは美しい赤ちゃんではなく、賢く健康な後継者でした。
「お二人目もラスタ様がお産みになるのですか?」
カルル侯爵の言葉にソビエシュは首を横に振ります。
「では、早く離婚されて、新しい皇后を迎えなければ!」
再びソビエシュは首を横に振り、新しい皇后は迎えないと言います。
「ラスタ様はどうするのです?」
「離婚する」
「では、皇子はどうするのです?まさかナビエ様をまだ待っておられるのですか?」
「ナビエが戻ってこればいいが…たとえ戻ってこなくても新しい皇后を迎えるつもりはない」
ソビエシュはカルル侯爵にそう言って、生まれた赤ん坊を自分の後継者にすると言います。
え!!!!!!
「この子が初の女帝になるのだ。名はグローリーエム。全ての栄光がこの子に降り注ぐように」
ソビエシュはグローリーエムが皇帝になるために、早くから政務や実務を教え、優秀な子に育てようと考えます。また、彼女を支える魔法使いも必要だと思い、魔法使いの減少化の問題にも取り組まなければと思いました。
「このことはラスタ様にお伝えするのですか?」
カルル侯爵の質問に、ソビエシュは「絶対に知らせるな」と答えました。
知らせたら自分が皇帝の母になれる、権力を手に入れられると思ってしまいますね…
ラスタの体調が回復し、ソビエシュは子供の生誕パーティーを開きました。
訪れた貴族たちはラスタにそっくりの美しい姫に賞賛の言葉を送り、ソビエシュは赤ちゃんを離しませんでした。
そんな中、ラスタだけ苦しい思いをしていました。
赤ん坊を産んでから3回しか会えておらず、手形のこともあり、ソビエシュは赤ん坊だけを可愛がり、それに気づいた宮廷の者たちのラスタへの態度も変わってしまいました。
ラスタは自分と赤ちゃんとの間に壁を感じました。
「再婚承認を要求します」 152話の感想
ナビエの妊娠が近々明らかに!!!!ハインリも同じ夢を見るとか、もうそれは期待するしかないですね!!不安なナビエの気持ちもわかりますが、ここは期待値高めです!!
そしてソビエシュの女帝宣言!確かにやっと生まれた子供、大切にしたいソビエシュの気持ちはわかります。そのために大切なひとを犠牲にしましたからね…
ふと思ったのは、男の子が生まれていようが、ラスタの運命が変わらなそうなこと…。ソビエシュはラスタの罪の証拠を集めていましたし…ラスタの今後の処遇が気になりますね!