「再婚承認を要求します」の小説のあらすじと感想を紹介します。
前回のあらすじ
グローリーエムとラスタの1人目の子を比較したくなったソビエシュはロテシュ子爵に子供を連れてくるように命じました。
「再婚承認を要求します」 165話のあらすじ ※ネタバレ注意
落ち着かない様子のソビエシュのもとにロテシュ子爵ではない男が子供を連れてやってきました。その男は謁見で子供に祝福してほしいと言った男でした。
「誰だ?」
「アレンと申します。ロテシュ子爵の息子です。父は妹が行方不明のため、捜索するのに忙しく、代わりに私がきました。」
ルベティは目の前にいるソビエシュの別荘にいますよ〜笑
ソビエシュは確認したいことがあると言って、子供を見せるように言います。アレンは動揺しながらもソビエシュに子供を渡しました。
子供は驚くほどにグローリーエムとそっくりで、2人の父親は同じなのではないかと頭によぎりますが、時期的にそれはないとソビエシュは思います。
ラスタの血の濃さ…
神殿で検査を受ければ実子かどうかすぐにわかることでしたが、皇室の体面もある為、ソビエシュはそれをすることができませんでした。
血液検査は本人のみのため、ソビエシュとグローリーエムが直接神殿に向かわなければいけないみたいです。
それを他の貴族に見られたら…と考えるとソビエシュもなかなか動けないみたいですね!
一方のアレンはそっくりな2人の服装の違いに驚きます。グローリーエムは高価な服を着ているのに対し、アンはロテシュ子爵に嫌われており、また他人の目もあったため、他の貴族の子のように育てることができませんでした。”同じ母親から生まれたのに…”とアレンは惨めな気持ちになりました。
「この子の父親は?」
「知りません」
「子供を祝福してほしいと謁見まで来てか?」
「育てるうちに情が湧いたのです」
ソビエシュはそれ以上質問せずに、アレンを解放しましたが、子供の父親がアレンではないかとソビエシュは思いました。
ソビエシュに解放されたアレンはその足で西宮にいる、ラスタに会いに向かいました。
無意識に魔法を使ってしまったナビエは、赤ちゃんを傷つけないために、カフメン大公の元へ魔法のことを相談しに行きました。
事情を聞いたカフメン大公は驚きながらも、魔法は勝手に出てくるものではないので、何かきっかけがあったはずだと言います。
”最初はハインリが何を考えているか知りたかった…2回目はハインリが何を話しているか知りたかった…”
ハインリの髪の毛を凍らせた時と、ドアノブを凍らせた時、どちらもハインリのことを知りたいと思った時だったんですね!
「魔法は自分でコントロールするしかありません。魔力の流れを感じる方法を教えましょう」
そう言ってカフメン大公はナビエの手を握ろうとしましたが、カフメン大公と手を握ることに躊躇うナビエの気持ちを読み取り、ハインリに頼んでみてはどうかと提案します。
2人はハインリのいる執務室に向かい、先程のことを話すと、ハインリはトラウマがあり、自分にはできないと言います。
仕方がないのでハインリの前で2人は手を握り、カフメン大公の魔力の指導が始まりました。
ハインリ、ムスッとしてます。笑
手に集中するように言われたナビエはピリピリと魔力を感じます。
「もう少し強くしますね」
カフメン大公がそう言うと、ハインリが2人の間に入ります。
「ハインリ?」
「私が大公から学び、クイーンに教えます!」
「でもトラウマが…」
「嫉妬心がトラウマを克服してくれたようです」
こうなると思ってましたよ。笑
カフメン大公とハインリがぎこちなく手を握る姿にナビエが笑いを堪えていると、そこにマッケナがやってきます。
ハインリとカフメン大公が手を繋いでいる光景にマッケナは驚きながらも言います。
「クリスタ様が自殺なさいました!」
「再婚承認を要求します」 165話の感想
アレン…ちょっとやばい男臭がしますね…”同じ母親から生まれたのに…”って、一方は皇帝で、一方は子爵の息子で自分には爵位すらないんですから、そこで惨めになるのは100%自分の力不足ですよね。でもなんか、嫌な方向に思考がいきそうな気がします…
そしてなぜラスタに会いに行くのか…嫌な予感しかしません!!
一方で、やっとナビエの魔力の指導が始まりました!
カフメン大公、ちょいちょい自分の欲望を止められないことはありますが、基本紳士ですよね!ナビエの魔法の指導に当たってくれてよかったです!ハインリも魔法に関しては優秀なはず…それなのに自分で教えないのはどうしてだろうと思っていましたがトラウマがあったんですね!そのトラウマも今後明らかになったりするのでしょうか…?
そして、最後のマッケナの一言!クリスタに一体何が起きたのでしょう?!