「再婚承認を要求します」の小説のあらすじと感想を紹介します。
前回のあらすじ
ハインリはカトロン侯爵に身体を差し出すように命じました。
「再婚承認を要求します」 168話のあらすじ ※ネタバレ注意
最近イライラしてしまい、ハインリに冷たく当たってしまうことにナビエは後悔していました。
ナビエはジュべール伯爵夫人に夫である伯爵と喧嘩をすることがあるのかと尋ねると、ジュべール伯爵夫人は会うたびに喧嘩していると話し、ナビエたちが喧嘩しているのかと聞き返します。
ハインリは怒ることがないため、一方的に自分が冷たくしてしまうとナビエが答えると、ジュべール伯爵夫人は、それは妊娠したことで感情の起伏が激しくなるせいだと話しました。
ナビエは夕食の時にハインリに謝ろうと思います。
「皇后陛下、今から私が申し上げることは秘密にしていただきたいのですが…」
ナビエのもとにマッケナがやってきて、ハインリがカトロン侯爵に身体を差し出せと言ったことを報告し、その意図をナビエは知っているかとマッケナは尋ねます。それを聞いたナビエは、魔法使いであるカルル侯爵の身体で試験をするのだと思いました。
「教えてくれてありがとう。それは楽しみですね」
「楽しみ…ですか?」
「陛下は私のためにしてくれているのです」
「??皇后陛下のためですか?」
「詳しくは私も知りませんが、私のためにカトロン侯爵に身体を差し出すように言ったのかと」
「…カフメン大公のときも…私には何をしようとしているのか見当がつきません」
マッケナはカフメン大公とハインリが手を繋いでいるシーンを思い出して、聞いてるんですね。笑
「新しい知識を学びたかったのです」
「…皇后陛下はもしかして私のことを知りたいとお思いでしょうか?」
「そうですね。あなたのことも知っておいた方がいいでしょう」
それを聞いたマッケナが真っ青な顔をして部屋を出ていきました。
マッケナ…絶対勘違いしてますね。笑
カフメン大公、カトロン侯爵、そして次は自分だと…笑
ローラが下町から帰ってくると、ニアンとランドレ子爵が口論していたと報告しました。ナビエはランドレ子爵から最近リバティ侯爵がニアンに想いを寄せてると相談を受けていたのでその件で何か揉めたのだろうかと考えます。
そう考えているとハインリがナビエの元にやってきました。
2人きりになると、2人は同時にお互いに謝罪します。ハインリは魔力の誘導についてしっかり学んだため、ナビエの魔法の手助けができるようになったと話します。
ハインリはナビエの手にキスをして始めるので、キスをするのも手順の1つなのかとナビエが尋ねると、ハインリはそうだと言いました。
カトロン侯爵にもキスしたの…?笑とか思ってしまいます。笑
ラスタは木の根元に座り、先程カルル侯爵に注意を受けたことを思い出します。
「もっと行動に注意してください。エルギ公爵との仲が平民が読む新聞に書かれています」
「エルギ公爵はラスタの大切な友人です。友人にも会ってはいけないのですか?陛下が慰めてくれないから、他の人に慰めてもらってはダメなのですか?それに他の国の皇后だって愛人のいる人はいるわ!!」
「ラスタ陛下とソビエシュ陛下は恋愛結婚でナビエ様を廃し、陛下が皇后に即位されたのです。他の皇后とは状況が違います」
カルル侯爵に言われたことを思い返し、ラスタは以前からエルギ公爵とは仲が良かったのに、ソビエシュが自分に冷たくなったことで自分の悪い噂が流れるのはおかしい、全てソビエシュのせいだと思います。
また、ジョアンソンはラスタとエルギ公爵の密会を書いた上で、姫を早産で産んだと書いており、人々が疑いを持つようにしました。
誰でも姫の父親がエルギ公爵なのでは…と思ってしまいそうですね。
ジョアンソンは自分の悪口を記事に書き、実父やロテシュ子爵は自分に金を要求し、娘には会えず、アレンは息子を皇子として扱うように要求し、ソビエシュはエベリーを側室にし、しかもエベリーが義両親の本当の娘かもしれない…ラスタは悲しみにくれます。
その時、声がして思わず身を潜めると、普段はラスタの悪口を言っている貴族たちが珍しくラスタを褒めていました。
エベリーは無礼で、同じ平民でもラスタの方が明るく良かったと言う貴族たちの話にラスタの心は明るくなります。しかし、次の一言でラスタの気持ちは急変しました。
「ナビエ様の妊娠祝賀パーティーに参加されますか?」
”あの女が妊娠した?
「不妊で離婚したという話は嘘だったようですね」
「ハインリ陛下は浮気者で有名ですが、ナビエ様と仲がいいようで…」
”不妊じゃなかったの?私は自分の娘にすら会えないのに幸せに過ごしているですって?そもそもハインリ陛下が最初に好きだったのはラスタなのに!”
「再婚承認を要求します」 168話の感想
マッケナの勘違い…ナビエが男同士の世界を知りたいとでも考えていそうですね…笑
ナビエが魔法を使えると知っているのはハインリ、カフメン大公、ナビエの3人だけ…いつ頃ナビエが魔法を使えるようになったと公表するのでしょうか?
しかし、元々魔力がないことは東大帝国で知られているだろうし、ナビエが魔法を使えるのはごく一部の人にしか知らされなさそうですね!マッケナには早く教えてあげてほしいです。笑
一方で東大帝国にも大きな勘違いをしている人が…本気でエルギ公爵を側室にしようと思ってたんですね…でも奪略愛でソビエシュと結婚して1年も経たずして側室を作ろうとする…カルル侯爵の意見はもっともですね。ソビエシュが動かない分、カルル侯爵がビシッとラスタに言ってくれてスカッとしました!しかし、ハインリは一瞬たりともラスタを好きになったことはないのに…未だに引きずっているラスタは思い上がりも甚だしいですね。笑