「再婚承認を要求します」の小説のあらすじと感想を紹介します。
前回のあらすじ
実父を始末しようとしたラスタでしたが、計画実行前にソビエシュの指示により、実父は連れて行かれました。
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「再婚承認を要求します」 174話のあらすじ ※ネタバレ注意
ソビエシュが実父を処理してくれたと思ったラスタはイスクア子爵夫妻に事情を話し、宮殿から離れるように言うと、2人は涙を流しながら承諾します。娘を探すためとお金を無心してきた時はイライラしたラスタでしたが、この時は、2人が本当の親であったら…と思いました。
ラスタはこれが最後のプレゼントになるだろうと実父に渡す予定だったお金をイスクア子爵夫妻に渡します。
2人はラスタが困った時、駆けつけると言いますが、ラスタはもう2度と会うことはないだろうと心の中で思いました。
イスクア子爵夫妻と別れた後、ラスタはソビエシュのもとへと向かいました。
ソビエシュの寝室に案内されたラスタは目にした2つの絵に驚きを隠せませんでした。
1つは娘、グローリーエムの可愛らしい絵。そしてもう1つはナビエがソビエシュを冷ややかに見下ろしている絵でした。
「俺を見てくれええ!!!」って書き直させた絵ですね。見る方向は変えたのに、表情は冷ややかなままだったんですね。笑
”ラスタが陛下の妻なのに…前の妻の肖像画を寝室に飾るなんて…!!!”
憎しみを込めてラスタはソビエシュを見ますが、ソビエシュはなんとも思わない表情でラスタを見ました。
ソビエシュ…これはわざと?それとも気づいていないんですかね…?
ラスタは最初、ソビエシュが実父を始末したのか尋ねようと思っていました。それで少しでもソビエシュが自分に罪悪感を持っていたなら、お礼を言おうと考えていました。
しかし、ナビエの肖像画を見た瞬間、ラスタは違う質問をソビエシュに投げかけました。
「私に話があるようだが」
「陛下は…ラスタを愛していますか?」
「なぜそんなことを聞く?」
「罠にかかったのがラスタではなく他の人でもここに連れて帰りましたか?」
「怪我をしていたなら当然治療するために連れて帰るだろう」
「ラスタではない他の人でも側室にしましたか?」
「…」
「…親子検査を受けようと思います。」
ラスタが親子検査を受けるという話は広まり、検査を受けるということは、陛下の子供の可能性が高いのではないかないかという噂が広まりました。平民・貴族共にラスタの親子検査には関心がありましたが、ハインリの誕生日も近い今、検査はハインリの誕生日パーティーが終わってからすることになりました。
おかげでイスクア子爵夫妻が宮殿を離れるまでの猶予ができました。
ラスタはお願いがあり、エルギ公爵の元へ訪れていました。
「アレンの息子を誘拐してもらえませんか?」
「それは…ラスタ様の最初の子では?」
「ラスタの最初の子はもういません。でもその亡霊がラスタと娘を引き離そうとしているのです!」
「私はどうすればいいのですか?」
エルギ公爵…ニヤっとしてますね。
「どこか遠くの国で赤ちゃんが欲しい家にあげてください。」
「遠くの国ですか?難しいですね。」
「お礼はなんでもします」
「あなたとの友情があるので催促はしませんでしたが、お金も貸したままで、お願いした港もまだじゃないですか」
それでも約束は守ると言うラスタに、エルギ公爵は港をくれるという念書を書いて欲しいと言いました。
そこまで欲しがる港…一体どこなんでしょうか?
ハインリの誕生日が近づき、ナビエはハインリへのプレゼントをどうしようか悩み、いろんな人に相談しました。
ナビエの母には「シェフに作ってもらった料理を自分が作ったことにすればいい」と言われました。
母や他の人の意見が参考にならず、ナビエは父親にも相談しにいきます。
「私はお母さんお手製の料理が好きだ。毎年食べても美味しい」
「…お父様。涙が出てなんと言えばいいか…」
「ん?ナビエ、どうしたんだ?すまない、まだ私はお前の冗談がわからなくて」
知らぬが仏とはまさにこのことですね。笑
ナビエはニアンにも相談しにいきました。
「えっちな下着をプレゼントしたことがありますよ」
”それは…私にとってプレゼントになるのでは…”
「彼がプレゼントした下着をきてくれれば私が楽しめます。そうなると彼も楽しめるのです。」
「…そんな、細かく教えてくださらなくても…」
「これでも省略した方ですよ?」
ナビエは次にランドレ子爵と顔が合わせづらくなりました。
しかし、今までの案の中でニアンの案が一番気に入ったナビエは、マッケナにも相談してみようと思います。
「陛下へのプレゼントですか?それなら、陛下が嬉しい時に踊るダンスを一緒にして差し上げたら喜びますよ!」
「…」
「本当です!6歳の時の話ですが、そのダンスを完璧に踊れる方が理想だとおっしゃってたんです。」
ナビエはそのダンスのことを知っていました。ナビエの妊娠がわかった時にハインリが鳥の姿になって踊ったダンス…鳥の姿だったからかわいかったものの、一緒に踊りたいとは思いませんでした。
ナビエがそう思っていると、マッケナが何かを思い出し、ナビエにエベリーの件で車輪を壊した犯人がわかったと伝えました。ラスタと思っていたナビエですが、犯人は予想外の人物でした。
「再婚承認を要求します」 174話の感想
ソビエシュの反応…ラスタにもう愛情はなさそうですね…なぜわざわざナビエの肖像画が飾ってる寝室にラスタを通したのでしょう…?
それを見たらラスタが発狂することは一目瞭然なのに、全く動じた様子もなく…天然でしょうか?
一方のナビエのプレゼント選び!ナビエと父親の会話のズレに思わず笑ってしまいました。笑
ナビエの父親が真実に気づかないことを祈ります。笑