「再婚承認を要求します」の小説のあらすじと感想を紹介します。
前回のあらすじ
カルル公爵がラスタの奴隷文書が見つかったことをソビエシュに報告しました。
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「再婚承認を要求します」 178話のあらすじ ※ネタバレ注意
「どこにあった?」
「エルギ公爵の部屋にありました。」
奴隷文書はエルギ公爵の部屋のカーペットの裏に縫い付けてあったとカルル侯爵は報告しました。
まさかのエルギ公爵!!
エルギ公爵は貴賓であり、いつも警備を厳重にしていたため、なかなか捜索する事が今までできませんでしたが、エルギ公爵がラスタと話し終えてから急いで部屋を出て行ったため、その隙に捜索できたとカルル公爵は話しました。
ソビエシュたちはエルギ公爵が意図的に隠していたことに悪意を感じます。
「どうしてエルギ公爵はこのようなことをしたのだろうか」
「エルギ公爵は浮気者として有名な方です。うぶなラスタ様を誘惑したに違いありません」
そう言うラント男爵に、ティーパーティーのことを知っているソビエシュとカルル侯爵は顔を顰めました。
男性貴族だけを呼んで楽しむ人が”うぶ”とは言えないですよね…笑
ソビエシュは奴隷文書が本物だと確認するとすぐに燃やし、「エルギ公爵を帰国させるように。もし拒否するようであれば、皇后とのスキャンダルを理由にブルーボヘアンの王に連れ帰るように伝えろ」と指示しました。
ソビエシュは子供部屋へ向かいます。奴隷文書がなくなった今、姫を奴隷だと無視する人はいないだろう、あとは姫が自分の血統だということを証明すればいいだけだとソビエシュは思いました。ソビエシュにとってもう半分の血のことは重要ではありませんでした。
ハインリが自分の息子のためにリルテアン大公を捕まえてくれたこと、ナビエは他の貴族も認めるほど優秀で、後継も妊娠している。クリスタのことは水に流して、2人に忠誠を誓うべきだとジュメンシア公爵が父親のジュメンシア老公爵を説得しますが、その言葉にジュメンシア老公爵は激怒しました。
リルテアン大公の性格を知っているジュメンシア老公爵はハインリの策略にハマったのだと考え、それに気づかない息子夫婦を愚かだと感じますが、ジュメンシア老公爵に残された家族は彼らだけでした。
そんな彼らがハインリの手のひらで転がされているのだと思うと、ジュメンシア老公爵はさらに腹を立てました。
ジュメンシア老公爵、頭はキレますが、守ろうとした家族に足を引っ張られてますね…
あとは親子検査を待つだけだと思っていたソビエシュでしたが2つのトラブルが起きます。
1つ目はアレンがラスタの元へ押しかけたことでした。
アンが行方不明になり、それをアレンはラスタに手紙で伝えますが、ラスタはそれを無視したため、アレンがラスタに会いに西宮にきて騒ぎました。
ラスタはすぐにアレンを捕らえ、牢に閉じ込めました。
ソビエシュにとっても親子検査でアレンの身柄を捕獲しようとしていたので、ラスタがアレンを捕らえたことは都合が良くありました。
アレンが父親かも…と言う疑念は消えてないようですね
2つ目はハインリの誕生パーティーから帰ってきた使節団の報告でした。
「ハインリ皇帝が妖精の涙を身につけておいででした。ナビエ様がお渡ししたのかと…」
プライドの高いナビエのことなので、返してくるかもしれないと思ってはいましたが、まさか夫にあげるとは思わなかったソビエシュは怒りが込み上げました。
「リルテアン大公が西大帝国で問題を起こしました。」
問題の詳細を聞いたソビエシュは、その場にハインリがいたことに違和感を感じますが、もし娘が自分の子でなかった場合、リルテアン大公はいない方が都合が良かったため、ハインリの”5年間閉じ込めておく”という提案は受け入れることにしました。
ソビエシュはハインリ宛に手紙を書き、ハインリに届けるように指示しました。
「再婚承認を要求します」 178話の感想
奴隷文書はまさかのエルギ公爵の部屋に!
コシャールが確か、ラスタに身近にあると話してましたね…だからラスタは西宮などを念入りに探していましたが、まさかのそう言う意味だったとは!!
コシャールとエルギ公爵が絡んだシーンが思い浮かばないのですが…どんな会話をしてコシャールがエルギ公爵に渡したのでしょう?
また、使節団が帰国したことにより、さまざまなことが動き出しました!次は親子検査ですかね?姫はソビエシュの子なのか、そして最後にハインリ宛に書いた手紙も気になります!