LINEマンガで人気配信中の「ハーレムの男たち」の続きが気になったので、原作の小説を翻訳しました!
12話のあらすじ ※ネタバレ注意
ラティルが仕事をしているとカリセンに行った使節団が帰ってきたと秘書から報告を受け、ブレター伯爵を部屋に呼びました。ブレター伯爵はカリセン皇帝は側室を断ったこと、そして使節団の滞在もゆるさなかったことを報告し、ヒュアツィンテからの手紙をラティルに渡しました。
手紙には”なぜ僕にこんな要求をするのか”と書かれており、手紙を読んだラティルは手紙を綴りました。
“また私が送った使節団を拒否したらタリウム帝国を無視したとしてそれ相応の対応をする。3年間連絡もなかったのに今になって私達の間になにかあったように振る舞うな”と書かれたラティルからの手紙をうけとったヒュアツィンテは毎週手紙とプレゼントを送っていたのにどういうことかと疑問に思いました。ラティルが嘘をつく人ではないと思ったヒュアツィンテは自分からの手紙とプレゼントは誰かによって横取りされたのだと思い、ラティル宛に手紙を綴りました。側室の問題については国家間の問題に関わるため、要求を拒否することはできませんでした。しかし愛する人の元へ自分の弟を送ることにヒュアツィンテは躊躇しました。
ヒュアツィンテはクラインを一時的な臨時の側室として送ることにしました。ヒュアツィンテはクラインに臨時の側室であること、そしてラティルには手を出さないように言いました。
クラインはヒュアツィンテに義姉と本当に離婚するのかと尋ねました。ダガ公爵家の力を必要としなくなってからヒュアツィンテは離婚の準備をしていたからでした。ヒュアツィンテはもともと離婚前提で結婚したこと、そしてアイニがもともとヘウンの婚約者であったで信用ができないことを言いました。クラインが離婚したあとに誰か気に入った女性がいるのか聞くとヒュアツィンテは再びラティルには手を出さないように言いました。
ラティルは緊張していました。あと1時間後にカリセンから側室がくるからです。カリセンが側室を送ると連絡が来たのが昨日のことで、しかも通常1週間ほどゆっくりかけてくるものが使節団と一緒にくるとのことで落ち着く暇もなかったからでした。そして初めての側室であり、ヒュアツィンテが送ってきた復讐の象徴だったのでしきりに気になりました。
使節団が見え、ラティルが余裕のある面持ちで待とうとしたところに、カリセン式の馬車から銀髪の男が飛び出してきたのを見て、ラティルの笑顔は消え、顔がこわばってしまいました。
銀髪の男はヒュアツィンテの結婚式前日にお酒で事件をおこしたヒュアツィンテの男でした。
感想
ヒュアツィンテからの手紙とプレゼントを横取りしたのは一体誰でしょう?ヒュアツィンテの監視状態を考えるとダガ公爵家な気もしますが、アイニはラティルとの関係を結婚式の前日に知った様子だったのでアイニではないような気がします。そしてクラインが側室としてタリウムにやってきました。事件の夜は色々誤解がありましたが、それが今後どんな影響をもたらすのか…続きが楽しみです!