「ハーレムの男たち」ネタバレ 13話(小説)あらすじと感想

ハーレムの男たちタイトル ネタバレ

LINEマンガで人気配信中の「ハーレムの男たち」の続きが気になったので、原作を翻訳しました!

前回のあらすじ

ラティルの側室の要求にヒュアツィンテは弟のクラインを送ることにします。初めての側室に緊張するラティルですが、馬車から降りてきたのがクラインで驚きます。

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13話のあらすじ ※ネタバレ注意

ラティルは驚きのあまり固まりましたが、ヒュアツィンテが自分の弟を送ってくるはずがない、私の側室を見送るために一緒に来たのだろうと思いました。

しかし、クラインはラティルにニヤリと笑うと抱きしめるのでラティルはクラインを側室として送ってきたのだと認めなければいけませんでした。

ラティルはヒュアツィンテが自分の弟を送ってきたことに驚きました。

通常、皇女や皇子を送ることは友好国に送る最大の親密な印ではありましたが、ヒュアツィンテは元カレなので親密な印とは思われず、疑わしく思いました。


侍従長はラティルを幼い頃から見ており、とても可愛がっていました。そのため、クラインを臨時の住処に案内する間、クラインがラティルに相応しいかどうか評価しました。

侍従長のクラインの評価は、顔は満点、身分は10点だがヒュアツィンテの弟なので-5点、性格は0点でした。

クラインがラティルの部屋はどこかと尋ねるので、侍従長はなぜそんな質問をするのか尋ねました。するとクラインは笑いながら

”どうせ陛下(ラティル)は私の部屋にいらっしゃるのだから、私が行って待つのだ”

と言うので侍従長のクラインの評価は最下位点になりました。


ラティルはクラインを送った後、カイセンでの様子を聞くためにブレター伯爵を執務室に連れていきました。ブレター伯爵が周りをきょろきょろするのでラティルは不思議に思い声をかけるとブレダー伯爵は慎重に人払いをして欲しいと要請しました。3、4人の騎士がいましたが、ラティルは下げるつもりもなく、そのまま話すようにブレター伯爵に命令しました。

ブレター伯爵はしばらくためらったあとに机に手紙を置き、ヒュアツィンテが誰もいないときに渡すようにと言われていたことをラティルに伝えました。

手紙はラティルが思った内容とは違ったものでした。

”毎週手紙もプレゼントも送ったのにどういう意味か?”と書かれた内容の手紙とヒュアツィンテが誰も居ないときに渡すように言ったところから、ラティルの表情は暗くなりました。

ヒュアツィンテの手紙を誰かが横取りすることは並大抵のことではありませんでした。特に先皇帝が暗殺され、その犯人がまだつかまっていない状況ではさらに。

ラティルはブレター伯爵を下がらせてサーナット卿にヒュアツィンテからの手紙と贈り物を横取りするものがいることを伝え、先皇帝との暗殺犯との関連性は低いが気をつけるように言いました。

そしてサーナット卿に密かに操作するように指示しました。


ラティルは寝室に戻りながら手紙の件でヒュアツィンテが弟を送ってきた憤りを忘れていました。

ラティルはヒュアツィンテとの別れは心が痛くなりますが、忙しいことがある度にその痛みを思い出すことがないことを不思議におもいました。そして忙しくないときにも思い出せないだろう、そうやって別れを克服すると思いました。ラティルはヒュアツィンテを愛していた当時はこんな感情は他人事だと思っていたと苦笑いすると自分の部屋の前にいる男を見るとその思いはパチンと砕けました。ラティルが急いで向かうとそこには分厚い本を読んで待っているクラインがいました。

クラインはラティルをみると挨拶したので、ラティルは何をしているのか尋ねました。するとラティルとお酒を飲みに来たと言うのでクラインは自分をからかっているのだろうと思いました。

クラインは2人が事故を起こしたときに飲んだお酒をもっていました。

クラインは部屋の中で待ちたかったが、侍従長がラティルの許可が下りなければ入れないと言うので廊下で待っていたと言いました。

ラティルはため息をついて、クラインに部屋の中に入ることを許可しました。

ラティルが部屋に入ろうとしたところ、アトラクシー公爵が声をかけてきてラティルとクラインの間に割って入りました。

感想

ヒュアツィンテからの手紙にラティルも同じことをおもったようです。これは悲しくも元恋人同士だからこそ、お互いの人となりを理解し、信頼しているからできることだと思いました。そしてクラインの暴走っぷりがたまりません。クライン節にラティルはタジタジですが、あの日の事件の誤解を解くことはできるのでしょうか?そして最後に間にはいってきたアトラクシー公爵の用件が気になります!

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