LINEマンガで人気配信中の「主役の初体験、私が奪っちゃいました」の最新話のあらすじと感想を紹介します。
前回のあらすじ
リプリーは破滅を防ぐためにシルビアと一緒に公爵家の図書館で破滅に関する本を探したのでした。
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「主役の初体験、私が奪っちゃいました」66話のあらすじ ※ネタバレ注意
本の散乱したベットの上でリプリーは横になります。シルビアと破滅に関わる本を探し、読みましたが、破滅を防ぐ方法はわかりませんでした。
「エンディングになれば終わりです。なんとこの世界が滅亡するかもしれません」
魔女イスラーの言葉を思い出し、リプリーはどうすればいいのだろうと悩み、目を閉じます。
ふと気づくとリプリーは暗闇にいました。リプリーは声をあげますが、周りには誰もいませんでした。すると「こっちにおいで」という声が聞こえてきました。
リプリーはその声にあなたは誰なのか、ここはどこなのかと尋ねますが、その質問に返事はなく、ただ「こっちにおいで」と言うだけでした。だんだんイライラしてきたリプリーは叫びます。
すると次はベットの上に横になっていました。自分が目を閉じていたから真っ暗だったのかと思ったリプリーは体を動かそうとしますが、金縛りにあったように動きませんでした。
「こっちにおいで」
またあの声だとイラッとするリプリーでしたが、そこにゼロニスが現れ、悲しい声でリプリーの名を呼びます。リプリーはゼロニスの声に答えようとしますが、やはり声も出ませんでした。
「…してしまったのか？帰って…のか？」
ゼロニスは涙を流し、リプリーのもとから去っていこうとします。
”ゼロニス、私はどこにも行きません。ゼロニス、離れないで。私の話を聞いてください”
リプリーの体がやっと動き、ゼロニスの腕を捕まえます。
ほっと安心するリプリーでしたが、次の瞬間世界が紙切れのように散らばり、暗闇へと変わっていきます。そして再び「こっちにおいで」という声が何度も聞こえるのでした。
”何、これは…夢？”
あたりはすっかり真っ暗になり、いつの間にかリプリーは眠ってしまっていました。しかし、先ほど見た夢の感覚がとても鮮明でただの夢なのかと不安になります。もし、先程の夢が現実に起きることで、この世界やゼロニスが消えてしまうなら自分はどうしようとリプリーは考えます。
リプリーは一晩考えましたが、解決策は出てきませんでした。外は明るくなり、いい天気なので旅立ちにはちょうどいいと思います。
リプリー…変なこと考えていそうですね…
リプリーはゼロニスとの結婚式を延期するためにできなかった作戦を実行しようと考えます。
”逃げよう！”
やっぱり…
シルビアにお使いを頼んで部屋から追い出し、リプリーは使用人たちの服を拝借してカバンに荷物を詰めて旅立つ準備します。
”ゼロニス、私がエンディングを防ぐ方法を探してきます。その時まで…”
リプリーは結婚指輪を外し、大事そうにしまいます。そして出かけようとカバンを持ち上げるとそこにゼロニスがやってきて、天気がいいから散歩でもしようとリプリーを誘います。しかし、リプリーの姿や指輪をしていない手を目にしたゼロニスの表情は暗くなります。
「指輪まで外して…死ぬまで外さないんじゃなかったの？」
「ゼロニス、これは…」
「あ、そうか。気が変わらない限りだったよね？」
ゼロニスめちゃめちゃ怒ってます…！！
「主役の初体験、私が奪っちゃいました」66話の感想
今回は夢とはいえ、少しホラーでした。エンディングが一体何を指すのか明確になっていない現状では結婚式を延期になることが確かに予防線として正しいと思いますが、一番幸せな象徴である結婚式が破滅へのカウントダウンになるなんて悲しすぎますよね…
しかし、ふと思うのが、ロマンス小説って割と女性が主人公なので、この小説で言うとエトワールの結婚がエンディングなのでは…？と思ってしまうのですが、違うのでしょうか…？