LINEマンガで人気配信中の「主役の初体験、私が奪っちゃいました」の最新話のあらすじと感想を紹介します。
前回のあらすじ
世界の破滅を防ぐため、リプリーはゼロニスのもとから去ることを決意し準備します。旅立とうとするその時、リプリーのもとにゼロニスが現れ、見つかってしまったのでした。
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「主役の初体験、私が奪っちゃいました」67話のあらすじ ※ネタバレ注意
自分の元を去ろうとするリプリーにゼロニスは心変わりしたのではないかと誤解します。リプリーは誤解を解こうとしますが、ゼロニスはリプリーの言葉を信じられませんでした。
「リプリー、君は僕の悪夢だ。もともと私の悪夢は公爵邸に血の風が吹いたその日から始まって、そこで終わった。あなたはそれよりも残酷に私を苦しめる」
ゼロニスは悪夢は起きたら終わるのに、夢から目覚めても自分のもとからリプリーが去ってしまうという不安はなくならないことに絶望し、それがどれだけ苦痛で怖いものかリプリーにはわからないだろうと言います。
「いいえ、ゼロニス。私もあなたの気持ちと同じです。あなたが消えるのが心配で、そして私がいなくなってあなたが1人になるのが怖くてそうしたんです。信じてください。」
「私が消える?そして君が消えようとするのを私がほっとくと思うのか?」
「これは…いくらあなたでも仕方がないんです。たかが、登場人物が解決できることではありませんから。」
リプリーはこの世界が小説の中の世界であり、自分はこの世界の人間ではないこと、そしてエンディングの定番である結婚式を迎えたらこの世界が終わってしまうかもしれないため、自分は結婚式を避けているのだと説明します。しかし、簡単に信じることができないゼロニスは、自分との結婚が嫌だから嘘をついているのだと思い、もっと違う理由で自分との結婚が嫌だと言って欲しいと涙を流します。
ゼロニスに信じてもらうため、リプリーは小説にある過去の公爵家の事件、そしてゼロニスしか知るはずのない当時の状況を話ます。
幼いゼロニスにはとても残酷な事件ですね…
なぜそれを知っているのかと尋ねるゼロニスにリプリーは小説で読んだからと言い、そしてこの話を読んでいつも、ゼロニスの手をとり、そばにいたいと考えていたことを打ち明けます。
「嘘だ…君は…そういう…とんでもない言葉で私を…」
「ゼロニス!信じてください、私は…!私の心は…」
呼び止めるリプリーの声に返事をせず、ゼロニスは部屋を出て行ってしまいました。
夜になり、ベットの毛布にまるまるリプリーのもとに誰かが訪れます。リプリーはシルビアが自分の様子を心配してやってきたと思い、自分は大丈夫だと言います。
「リプリー」
「…!ゼロニス…!」
部屋に訪れたのはゼロニスでした。リプリーの言葉を信じきれていないゼロニスですが、決心したことをリプリーに伝えます。
「今、僕にとって一番大切な存在は君だということだよ」
ゼロニスは目の前にいる女性がリプリーであろうとなかろうと関係ないと言い、目を赤くし、涙するリプリーに抱きしめながら言います。
「私が愛する人、そんな君が安心できるなら、それで私から離れないで永遠にそばにいてくれるのなら、私は私の常識と信頼を捨てて、君のために世界を救う方法を見つけ出す」
「主役の初体験、私が奪っちゃいました」67話の感想
リプリーがとうとうゼロニスに世界のこと、自分のことを話しましたが、愛の力?で乗り越えることができたようです!今回の話はゼロニスのセリフにとても胸が締め付けられました。ゼロニスがいかにリプリーを愛し、そして失うことを恐れているのか。今までで一番表現されたシーンだったと感じます。しかし、ゼロニスは”世界を救う方法を見つけ出す”と言い、”結婚式をやめる”とは言っていないので、結婚式を挙げることは諦めていないのかな?と感じました。笑