LINEマンガで人気配信中の「君の全てを奪いたい」の最新話のあらすじと感想を紹介します。
前回のあらすじ
騎士団からオディレイ公国の王を救ったメーデイアはヘリオに会いにトロピウム侯爵邸を訪れました。
「君の全てを奪いたい」110話のあらすじ ※ネタバレ注意
ヘリオはメーデイアの突然の訪問に驚きながらも喜びます。ヘリオは顔を赤く染めながら、部屋は綺麗にしてあるか、今日の入浴で香油をつけたか、それはメーデイアの好きな香りだったかと思います。
「お願いがあって来た」
メーデイアの言葉にヘリオはメーデイアのお願いならなんでも聞くと目を光らせて言います。
「ではまず、日が昇ったらプシュケーに会いに行ってくれ」
「…ひどい。プシュケーに会いに行けなんて…」
表情を暗くしながら、ヘリオはメーデイアにお願いされた通り、プシュケーに会いに行きます。プシュケーは体調を崩してから毎日神殿にいって犠牲者のためにお祈りをしており、ヘリオは伯爵邸に会いに行くより、神殿で偶然会った方が自然だと考え、神殿に向かいます。
神殿では普段よりも人が多く、城壁崩壊の事件で祈りに来る人が増えていました。
今回の事件でペロンに対する評判は悪くなりました。ヘリオはメーデイアがペロンに救いの手を差し伸べるのではないかと思っていましたが、メーデイアはそうはせず、逆に非難がさらに大きくなるよう待っているように感じ、疑問を抱きます。
プシュケーは祈祷室に1人でいました。
ヘリオがプシュケーに会うと、プシュケーは人のいないところにヘリオを連れて行き、自分が負わせた傷を神聖の力で治します。
治癒をしてもプシュケーの体に負担がなくなってる!!
普段から怪我をすることに慣れていたヘリオは傷のことをすっかり忘れていましたが、プシュケーに治癒されたことで、メーデイアはこの傷を治療させるためにプシュケーのもとに行くように指示したのだと気付きます。
ヘリオはプシュケーに数年前に起きた戦争で自分が英雄になり、特別扱いされ、勝利の祝杯をあげたが、その裏側では、戦死者の家族が涙を流し手を静かに手を合わせていたこと、そしてその姿を見ていた方が気持ちが落ち着いたことを打ち明けます。
「だから、死人のために毎日祈っている君が、私よりこのことに真剣なのかもしれない。みんな感謝していると思うよ」
「あ、ありがとうございます」
「慰めじゃない。本心だ。とにかく…あの方は君の協力が必要だそうだ」
”あの方…メーデイア様のことだ!”
ヘリオはイアロスからの贈り物の寄付先を尋ねるとプシュケーは孤児院5カ所に連絡して、今は返事待ちだと言います。
ヘリオはメーデイアからの伝言で首都の中央にある『ロットの街』でプシュケーに仕事をして欲しいと言っていたことを伝えます。
人々に食べ物など物資を給付する奉仕作業をして欲しいみたいです!
ロットの街は日夜華やかな市場ですが、路地1つ間違えると都会から見捨てられた人が集まる場所で、人々が救いの手を差し伸べるべきだという場所でした。
プシュケーは最初大丈夫だと答えますが、ヘリオが「今夜」と付け加えると、時間がないから無理だと答えます。しかし、すでにヘリオが準備を済ませていたこと、そしてプシュケーに耳打ちをすると、プシュケーは渋々了承します。
何を耳打ちしたんだろう…?
ヘリオは最後にメーデイアから預かっていた手紙をプシュケーに渡し、帰って行きます。
1人になったプシュケーはメーデイアの手紙を読みます。
『プシュケー、私はうまくやっているだろうか。最近私は私じゃないみたいだ。しきりに衝動的に動いてしまう。この信号はよくない』
公爵邸でバディに呼ばれたメーデイアが階段を降りていると何者かが後ろからメーデイアに近づき、その背中を押します。
「公爵様!!!!!」
床に血が…
「君の全てを奪いたい」110話の感想
ヘリオがメーデイアの前で顔を赤くする表情がとてもかわいかったです!!メーデイアとそれ以外の人に対するヘリオの態度の温度差に思わず笑ってしまいます。
プシュケーが以前のように神聖の力で治癒できるようになっていました。なぜ、事件の時は使えなかったのか…その原因はプシュケーもまだ分かってないようです。
そして、最後にメーデイアからの手紙、メーデイアが心配していたことが当たったかのように、メーデイアが階段から突き落とされてしまいます…
メーデイアの安否、そして背中を押した男の正体とその理由…次回が気になります!!