「再婚承認を要求します」ネタバレ 189話(小説)最新話のあらすじと感想

再婚承認を要求します 再婚承認を要求します
そるくん
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「再婚承認を要求します」の小説のあらすじと感想を紹介します。

前回のあらすじ

ハインリがデビュタント前の令息令嬢を招いて、武術と学術を披露させる場を設けると発表しますが、その集まりにジュメンシア老公爵の孫たちは招待されませんでした。
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「再婚承認を要求します」 189話のあらすじ ※ネタバレ注意

ナビエは赤ちゃんの乳母になる人を探すため、ハインリに頼んでお茶会を開くことにしました。
お茶会で様々な会話をする中、1人の貴婦人がジュメンシア老公爵家の話をします。
「ジュメンシア老公爵の息子夫婦とその孫が無一文で屋敷から追い出されたそうです」
どうやらハインリが先日開いた集まりにジュメンシア老公爵の孫たちが招待されず、そのことにジュメンシア老公爵の息子がジュメンシア老公爵に抗議し、「クリスタの遺灰をハインリ陛下のところへ持っていく。死んだ妹より、自分たちの方が大切だ」と言ったことで追い出されたという話でした。

そるくん
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ハインリのジュメンシア老公爵への嫌がらせは想像以上のものになりましたね…

この話を聞いたナビエは、兄のコシャールが結婚して家庭を持った時、ジュメンシア老公爵の息子のように変わってしまうのだろうか。もし、ナビエとコシャールの家族が対立した場合、ナビエではなく、自分の家族を優先するのだろうかと考えました。

そるくん
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クリスタと同じ妹という立場で考えてしまったんですね…それでもコシャールはナビエ優先にしそうですけど…笑

またナビエは、ハインリとコシャールが対立した場合、自分はどちらの味方につくだろうかとも同時に考えました。

ナビエは今回お茶会に招待した理由を貴婦人たちに話すと、自分が乳母をやってみたいという人もいれば、他人を推薦する人もいました。
ナビエは今いる貴婦人以外の候補も伝えると、ある1人の貴婦人に皆疑問を呈しました。ナビエはその理由がわからず尋ねると、その人物は前王の側室でした。

そるくん
そるくん

ナビエは側室から皇后の座を奪われた身…そう考えると、側室に対していいイメージがないと周りも考えてしまいますし、ナビエ自身も複雑ですよね…


お茶会が終わった後、ナビエは1人で散歩をしながら、先程のことについて考えていました。前王の側室だと知った今、ナビエは誰かの愛人であったその人に会いたくもないし、自分の子供を見て欲しいとも思いませんでした。しかし、すでに招待状は送ってしまっていたため、今更断ってしまったら、その人の社交界での立場が危うくなってしまうため、ナビエは客観的に接しようと思います。
その時、見慣れない使用人がいることに気が付きます。ナビエは今最低限の公務しかしていなかったため、自分の知らないうちに新人が入ったのかもと思いましたが、その人物が足音も立てず、自分の後をついて来ていることに気づき、ナビエの動悸が激しくなりました。
ナビエはとりあえず、その人物の足元を凍らそうと魔法を使いますが、魔力操作が未熟なナビエは足を凍らせてしまいます。
ナビエが動揺していると、悲鳴を聞いた騎士が集まり、「侵入者を捕まえろ!」と大騒ぎになってしまいました。


騒ぎが収まった後、寝室で医師の診察を受けていたナビエの元に笑いを堪えたハインリがやってきます。
「氷の魔法を使う侵入者の話を聞いたのですが…」

そるくん
そるくん

氷の魔法が使えるのはまだハインリとカフメン大公しか知らなかったはず…笑


公の場で罪に問われていないラスタは皇后として西宮に滞在していましたが、そこから出ることは許されませんでした。
以前、ラスタがアンを妊娠した時、そのことを人に知られたくないロテシュ子爵はラスタを狭い部屋に閉じ込めました。その時に比べれば物理的には辛くないものの、精神的にはラスタには苦痛でした。
エルギ公爵には裏切られ、誰も尋ねに来ず、使用人たちからも見放されたラスタは今になってラント男爵を遠ざけていたことを後悔します。

そるくん
そるくん

口うるさくはあるものの、ラント男爵であればラスタの立場が悪くならないように支えてくれたでしょうね…

しかし、ラスタは思い直します。

”ラスタの過ちはラント男爵を遠ざけたことじゃない。アレンに裏切られたことがあったのに、人を信じてしまったから…信じられるのは自分だけなのに…。最後まで諦めちゃだめ。何かここから抜け出す方法があるはず…”

その時、ラント男爵がラスタの元にやってきました。
「ロテシュ子爵とアレンが陛下を騙して偽の姫を作った罪で裁判を受けることになりました。そして今は牢獄にいます。…ラスタ様も知っておいた方がいいかと思い…」
「それは喜ばしいことですね」
笑顔でそういうラスタにラント男爵は戸惑います。ロテシュ子爵が裁判で裁かれることはラスタにとってもいいことではありませんでした。
しかし、ラスタはあえてラント男爵の誤解を解かず、無知を装ってラント男爵にお礼を言います。
「ラスタはいつもその人にいじめられていたので…教えてくださってありがとうございます」
裁判が自分にとっても不利なことだと分かっていても、それ以上にロテシュ子爵の破滅がラスタには嬉しいことでした。
そして、世間では自分より劣っているものに対してかわいそうと思う人が大半だと知っているラスタは、無知を装い、ラント男爵から同情を得ようと考えます。

そるくん
そるくん

庇護欲を掻き立てるのがうますぎる。計算高すぎるラスタ…この戦略を国のために使えたらよかったのに…

ラスタの予想通り、ラント男爵は喜び、明るく振る舞うラスタを見て胸を痛めます。
ラスタが絞首刑になると知っているラント男爵は、自分もソビエシュにも見放された今、ラスタへの同情が大きくなりました。
「裁判が始まる前に逃げるのはいかがでしょうか?お望みであれば私がお手伝いします。」

「再婚承認を要求します」 189話の感想

先王にまさか側室(愛人)がいたなんて…先王ってお兄さんですよね…?まあ、クリスタも心はハインリの方に傾いていましたし、なんとも複雑な夫婦関係だったんですね。
ナビエを追いかける謎の侵入者…一体誰の仕業なんでしょうか…?足元だけを狙ったはずが、足ごと凍らせちゃうナビエのちょっと完璧にこなせない感じが人間味あって好感持てますよね。笑
一方でしぶとい東大帝国のラスタ。”信じられるのは自分だけなのに…”的なところでラスタも苦労してたんだな…ってちょっと同情しちゃったんですけど、その後にまんまとラント男爵を手玉にとってて、もうなんか、さすがとしか言いようがなかったです。笑

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