LINEマンガで人気配信中の「再婚承認を要求します」の原作小説84話を翻訳しました!
前回のあらすじ
ナビエが離婚を承諾し、再婚申請をして大神官に承認してもらえました。怒りを露わにするソビエシュがナビエに近づいてきます。
84話のあらすじ ※ネタバレ注意
ソビエシュはナビエにどういうことか尋ねますが、ナビエは前夫には関係がないと淡々と言います。ソビエシュは自分は皇帝で前婦の再婚を認めていないと言うのでナビエは離婚後すぐに再婚申請して良かったと思いました。するとソビエシュの言葉を聞いた大神官がそれは私の権限だと言いました。ソビエシュの顔は強張り、耳元が赤くなりました。
ソビエシュと大臣官が去っていくと家族や友人・侍女たちがナビエのもとにやってきました。ナビエは秘密にしていた為詳しく説明できていなかったことを謝りました。そしてローラとジュベル伯爵夫人はナビエと共に西王国にいくと言いました。そこにハインリが割り込み2人にお礼を言います。そしてナビエの両親に挨拶しました。ナビエの両親は最初戸惑った様子でしたが、コシャールが西王国にいることをハインリが伝えると安堵して涙を流しました。ナビエはもしハインリがいなければ今頃離婚され、廃妃として慰められていただろうに、ハインリと再婚できたおかげでみんなが喜んでくれているのが嬉しく思い、ハインリに感謝しました。
ラスタはソビエシュの後について行きました。ラスタはナビエをひどいと言い、離婚したら別の王と結婚するなんて権力の権化だと思いました。ソビエシュは自分の寝室に入りテーブルに手を着くとラスタの存在に気がつき、今は1人になりたいと言います。ラスタはソビエシュの手の上に自分の手を重ねてハインリとの文通相手はナビエだったこと、自分はナビエを庇うために嘘をついたがこの判断は間違いだったことを打ち明けます。しかしソビエシュはすでに知っていたので、なぜこのタイミングでラスタが打ち明けたのか不思議に思いました。
皇室のニュースは人々に人気でした。特に雑誌ロルダンは信憑性が高く、ロルダン発の皇室のニュースとなれば人々は信じました。ナビエの離婚と再婚の知らせを聞いたとき、ロルダン発のニュースでなければ信じられないほど人々は驚きました。ナビエの再婚については賛否両論ありましたが、心情的には再婚に賛同しながらも、ナビエの能力を考えれば再婚を防いで国から離れないようにすべきだと主張する人が多くいました。
明くる日にこの話をバルアン侯爵に聞いたナビエは苦笑いしました。
ナビエは皇后宮で使っていたものはすべて持っていくつもりでいました。自分の後に使うラスタには自分のものを使われるのも捨てられるのも嫌だったからです。ナビエはトロビー公爵家の財産管理人にリストを渡し、見直してもらっている間にアーチ門の方を見るとハインリと自分の両親がいるのが見えました。3人もナビエに気がつき近づいてきて母親がいつまでここに滞在するのか尋ねてきました。ナビエはいつでも出発できると答えるとハインリが後半月ほど滞在するように提案します。どうしてか尋ねるとハインリはナビエの両親に点数を稼ぐための期間が必要だからといいますが、両親はハインリの話し方に慣れないためかその言葉に硬直します。その姿を見たバルアン侯爵は笑いますが、ナビエの父親がバルアン侯爵を見つめると用事を思い出したと言って逃げるように外に出て行こうとしました。しかし、バルアン侯爵が立ち止まって冷ややかな目で正門を見つめるので様子を確認しにいくと近衛騎士たちが正門の前を壁のように取り囲んでいるのが見えました。
感想
無事再婚承認をしてもらい、家族や周りの人も喜んでくれて良かったです!しかし、正門を取り囲む近衛騎士は一体何なのでしょう?ソビエシュの指示?それとも別件の何か?せっかくの幸せに再び雲行きが怪しくなってきた気がします。続きが気になります!