LINEマンガで人気配信中の「再婚承認を要求します」の最新話のあらすじと感想を紹介します。
前回のあらすじ
ハインリに媚薬を飲ませたことに腹を立てたナビエはカフメンのもとに行くと、カフメンは謝罪し、そして自分の秘密である人の心が読めるという能力をナビエに伝えました。
「再婚承認を要求します」 121話のあらすじ ※ネタバレ注意
ナビエは1人で考えたいと思い、カフメンから離れます。
ハインリにしたことは未だに許せないナビエでしたが、カフメンが能力を明かした時の表情と、ハインリが鳥一族のことを明かした時の恐怖心に満ちた表情が重なります。
ナビエはたまに噴水で裸になっていたハインリや初夜での姿を思い出すことがあり、それをカフメンに知られていたのかと考えます。
しばらく悩んだ後にナビエがカフメンのもとに戻ると、カフメンはロケットペンダントを握りしめており、ナビエに気づいてそれを隠します。
ナビエの肖像画が入ってるペンダントだ…
ナビエはカフメンに今回カフメンがしたことは国際問題になるほどのことだったこと、それを踏まえた上で両国の貿易で西大帝国が有利になる条件を3つ入れることを認めるように言います。
カフメンがその条件はどの程度のものかと尋ねるとナビエは常識の範囲内だと答えます。
「あなたの鋭い策略でも天使の旋律のようです。」
カフメンの甘い言葉にナビエは恥ずかしくて唇を噛み締めますが、ふと、ハインリはすぐに薬の効果が切れたのにカフメンは未だに効果が残っているのが疑問に思います。
ナビエの考えを読み取ったであろうカフメンと目が合ったナビエがその理由を尋ねます。
「なぜか知っているんですか?」
「…あなたを愛しているからです。」
カフメンはそう言った後すぐに言葉を否定し、自分が作った薬のため、自分に強く作用しているのだろうと誤魔化します。
2回目の媚薬の効果はラスタに出ていたと考えたナビエはそのことをカフメンに尋ねますが、カフメンは最初に見たのがナビエだったと言います。
ナビエは人の心を読むことができないので、その言葉が真実かどうかはわかりませんでしたが、ただ、カフメンは今も自分のことが好きなのだと思います。
”申し訳ないですが、私の気持ちは変わりません。”
ナビエの心を読み取ったカフメンは硬直してしまいます。
バッサリ振られてしまったカフメン…
「もう1つお願いがあります。」
「なんでしょうか?…わかりました。」
ナビエの願いを心の声で読み取ったカフメンはその願いを承諾します。
話すこともなく気まずくなったナビエはカフメンに別れを言うと、カフメンが呼び止めます
「あなたを愛しています。本当に」
「!」
「あなたの夫のことです」
”ハインリは私のことを愛していたの…?”
部屋に戻ったナビエはいつからハインリが自分のことを好きだったのだろうかと考えます。カフメンが嘘をついたとは思えませんでしたが、ナビエは自分のことをつまらない性格だと思っており、ハインリは人気もあったため、魅力的な女性は周りにたくさんいただろうと考えます。そして何より、ソビエシュに捨てられたこともあり、ハインリが自分を愛しているとは信じられませんでした。
考えていると、当然大きな物音が共有の寝室から聞こえたので、ナビエが部屋に向かうと、ハインリが枕を抱えて横になっていました。
「あ!匂いを嗅いでいたのではないです!」
恥ずかしそうにするハインリの姿を可愛いと感じたナビエはハインリの頭を抱えるように抱きしめます。
これは…嗅いでましたね!笑
ハインリの頭からナビエの好きな香りがします。
”ハインリが私のことを愛していた…”
ナビエはドキドキしますが、それよりも恐怖心が大きくなります。
愛は冷静なカフメンを衝動的にし、理性的なソビエシュを愚かにしたとナビエは考えます。
特にソビエシュは愛のためにと自分と離婚してラスタを皇后にしたのに、また自分に皇后になれと言ってきました。
もしハインリが自分のことが好きで結婚したのであれば、その愛はいつまで続くのか、それが終わってしまったらどうなるだろうかと不安になります。
「あなたを愛しています。」
考え事をしているナビエにハインリは呟くようにいいます。そしてその返事はいつでも大丈夫だからと言ってハインリはナビエを抱きしめました。
次の日、結婚式の来賓客が馬車に乗って次々と帰って行きました。ナビエが離宮から出るとソビエシュが立っており、目が合うと近づいてきました。
え、こわいこわい!!
ナビエはソビエシュに挨拶をして、今日帰るのか尋ねると、ソビエシュは表情を曇らせて何も答えなかったので、ナビエはその場を去ろうします。
「ナビエ…人は誰でも過ちを犯す。」
”そんなこと…過ちのせいで私の人生が台無しになったということ?それはあまりにも残酷すぎる…”
「私の過ちは1人で計画したことだ。君に全て話すべきだった。…あなたを取り戻すには私はどうしたらいい?」
なんと返せばいいのかとナビエは悩みますが、出来るだけ穏やかな声で、ソビエシュとの夫婦の関係は終わったが、母国の皇帝であるので、東大帝国を大切にして欲しいと返します。
「うん…。愛している。」
「ふざけているの?」
「あなたを愛している。」
「今になってどうしてそんなことを言うのですか?そういえば私が戻るとでも思っているんですか?」
「違う…お前が笑えるようにだ。元夫があなたの元を去ってすぐに後悔した愚か者だと知って欲しかった。そしてその男は今更自分の気持ちに気づいて苦しんでいることも…。あなたにとってのこの離婚が笑えるように」
それを聞いたナビエは東大帝国時代のことを思い出します。ソビエシュがラスタを連れてきて自分を傷つけ離婚したこと、それより昔、ラスタを連れてくる前に一緒に過ごしたことや、戴冠式、結婚式…ナビエは涙を流さずにはいられませんでした。
”昔のように枕で殴ってやりたい。どうして私を捨てたのかって…私は彼を愛していた…どうして私にあんなことを!ずっと一緒にいられたはずなのに!!”
ソビエシュは涙を流すナビエに手を伸ばしますが、その手をとめ、握りしめます。
「あなたが私たちのことを思い出すのであれば、この瞬間を思い出して欲しい。愚かな元夫がしがみついていたことを…そしてその時は笑って欲しい。」
「再婚承認を要求します」 121話の感想
もう…やっとハインリと仲直りして幸せな気分になったのですが…最後のソビエシュ重いですね…全く笑えないです…
ソビエシュとしてはナビエに「私をふって後悔してざまあ!」って笑って欲しいみたいですが、離婚するという話を聞いてからのナビエの心境を考えると…そんなことを言われても腹が立つ!しか考えられない…笑い話どころか、もやっとですよ…でもこれで逆にソビエシュは自分の過ちを話せてスッキリするのかな…とか思うと余計腹立ちますね!しかもこれ、結婚式から3日後の話ですよ!ラスタに不妊のことを話すなんて!って言ってた奴が3日後に新婦に告白するって!それをハインリが知ったらそれこそ外交問題に発展しますよ!!東大帝国のトップ2人がこんなのって…心配でしかないですね。