LINEマンガで人気配信中の「再婚承認を要求します」の最新話のあらすじと感想を紹介します。
前回のあらすじ
カフメンはハインリと自分に媚薬を飲ませますが、効果は一晩で切れてしまいました。それにより、自分は薬の影響ではなく、ナビエに好意を抱いているのだと気づきます。
←「再婚承認を要求します」 119[2/2]話 あらすじと感想
「再婚承認を要求します」 120話のあらすじ ※ネタバレ注意
部屋に戻ったラスタは腹を立てて枕を殴ります。昨日まで自分に恋をしていたカフメンがまたいつものように冷たくなったのはナビエが何かやったのだろうと考えたからでした。
しかし、ラスタはそれよりも考えないといけないことがあると思い出します。
”皇后の兄が言っていた…ラスタの名前が書かれた書類…奴隷売買証明書!”
そう考えたラスタはソビエシュに会いに行こうとすると、ソビエシュの方からラスタに用があると呼ばれます。
ソビエシュはカフメンとのことを嫉妬して呼んだのだろうと考えたラスタは髪や服を整えてソビエシュの元に向かいます。
ソビエシュの元へ行く間、ラスタはどうやってソビエシュの嫉妬をなだめ、コシャールに言われたことを伝えようかと考えます。
しかし、ソビエシュがラスタを呼んだ理由は、ラスタの考えていたこととは異なりました。
「君は皇后だ。行動に注意しろ」
ソビエシュは国賓として結婚式に来たラスタが新婦であるナビエに対し不妊症と発言したこと、それが外交のトラブルになる可能性があることを話します。
しかしラスタはその前にナビエにひどいことを言われ、コシャールから脅されたと言い返しました。
ソビエシュはコシャールから何を脅されたのか尋ねますが、それはラスタが奴隷だと証明するもの、隠し子がいることだったので、ラスタは口を閉ざします。
ラスタは隠し子のことは言わず、奴隷売買証明書のことだけを伝えるとソビエシュは驚きながらも詳細を尋ねます。
ラスタが東大帝国の宮殿にあるとコシャールが言っていたことを伝えると、ソビエシュは宮殿はもちろん、トロビー公爵邸にもなかったことを言います。
それを聞いたラスタは自分の奴隷売買証明書がロティシュ子爵のもとから離れ、行方がわからなくなっていることを知ります。
もし誰かに奴隷売買書が見つかってそれが公になったら…ラスタは終わりですね!
ラスタはどうして自分に教えてくれなかったのかとソビエシュを責めました。
昼頃、青白い顔でやってきたハインリはナビエと目を合わせようとしませんでした。
ナビエは魔力石の影響のせいかと思い、心配します。
ハインリはしばらく黙ってから、カフメンに何かを飲まされたとナビエに打ち明けます。
ハインリが飲んだ後の症状をナビエに伝えると、ナビエはそれが媚薬なのだと気づき、初夜の日、カフメンが辛そうな表情をしていたことを思い出します。
カフメン…嫉妬に狂ってやってしまいましたね…
そしてハインリの様子を見る限り、ハインリも媚薬の影響で誰かを好きになったのではないかと思いました。
「媚薬の効果は…今も続いているんですか?」
ナビエはカフメンの媚薬の効果を知っていたため、そのせいでハインリに苦しんで欲しくありませんでした。でもそれより、自分を捨てて他の人の元へ行ってしまうのではないかと不安になります。
ハインリは夜明けに薬の効果が切れたと話します。しかし、結婚したばかりなのに薬のせいとはいえ、よそ見をした自分が許せませんでした。
「あなたを傷つけたくありませんでした。あなたの元夫のように…。自分が情けなくてあなたと目を合わせることができない。」
「ハインリ…」
「あなたを愛しています!愛しているのに…薬で振り回された自分に耐えられません!」
ナビエにはハインリが言っている意味が理解できませんでした。
”ハインリが私を愛している…?”
ナビエはハインリが薬を飲んで初めて見た相手が自分なのではないかと考えました。
「薬の効果がまだ残っているようですね…」
「いいえ!効果は切れています!」
「でも、あなたが私を愛しているということはありえません…」
「クイーン!」
興奮するハインリをナビエは落ち着かせようとしますが、ハインリは決して薬のせいではないと説明します。
ナビエはまだハインリが自分のことを好きだと信じられないみたいです…カフメンが余計なことしなければ…信じられただろうに…
ナビエはハインリが落ち着くまでずっとそばにいました。落ち着いたハインリはいつもとは違い、ナビエに申し訳なさそうな様子で、そんな姿にナビエは心が痛み、そして同時にカフメンに対して腹が立ちました。
昼食後、ハインリはナビエに今朝の急用の件は、国境付近の山賊が勢力を拡大していると報告を受けたからだと説明します。
その話を聞いたナビエは東大帝国時代にコシャールがよく戦っていた山賊ではないかと思い、ハインリに自分の兄が力になるのではと勧めます。
ナビエはカフメンに会いに行きます。カフメンは貿易の件もあり、しばらくは西大帝国に滞在する予定でした。
カフメンの滞在先に到着したナビエは扉をノックします。しばらくすると顔色の悪いカフメンが出てきました。
普段であれば、出直すところですが、ナビエはカフメンがハインリにしたことが許せなかったので、はっきりと伝えようと思います。
「申し訳ございませんでした…」
ナビエが話す前にカフメンが謝罪するので、ナビエは自分が怒っているのがわかるのかと尋ねると、カフメンはうなずきました。
「とても残念です。」
ナビエは続けてどう伝えようか悩んでいると、ナビエの考えていることが分かるかのようにカフメンの顔色が悪くなります。
「今後は仕事以外で私に関わらないでください。」
カフメンはショックを受け、唇を強く噛み締めますが、何も言いませんでした。
「どうして何も言わないのだろう」
「!」
カフメンの言葉はナビエが考えていることでした。
”どうしてわかったの…偶然かしら?”
「どうしてわかったの…偶然かしら?」
ナビエはカフメンに人の気持ちを読める力があるのかと気づくとカフメンから離れ、鳥肌が立ちます。
人の気持ちを読めるという力は一見素晴らしい能力かもしれませんが、それを知られれば、人々はその能力を持ったカフメンに近づこうとはしません。
それなのにどうしてカフメン大公は自分にこのことを伝えたのかナビエは疑問に思います。
「この能力は私の弱点でもあります。もし、私がまた同じようなことをしたら、公表していただいて構いません。たとえ、今公表なさっても私は受け入れます。」
「再婚承認を要求します」 120話の感想
なかなかナビエはハインリの素直な気持ちを受け取れないようです…意外と拗らせてますね…もうそこはハインリに頑張ってもらうしかない!
いや…カフメンが余計なことをしなければ、ナビエは初夜からの流れでその真実を受け入れることができたとしたら、カフメン本当に憎いですね…ただ、カフメンも愛ゆえの暴走なので…一生叶わないだろう恋の暴走なので…少し哀れに思ってしまいます。
そんなカフメンがとうとう自分の能力をナビエに明らかにしました…そんなことを言ったら余計距離を置かれるだろうに…でもそれぐらい大事な秘密を伝えることで、最大の謝罪をしたんですね…
でもナビエのことだから、たとえどんだけ腹がたっても他人に言うことはなさそう!