「再婚承認を要求します」の小説のあらすじと感想を紹介します。
前回のあらすじ
ジュメンシア老公爵を呼び出したハインリは、『胎児に悪影響のある食べ物を用意しろ』と書かれた手紙の差出人はジュメンシア老公爵かと尋ねました。
「再婚承認を要求します」 164話のあらすじ ※ネタバレ注意
ジュメンシア老公爵はクリスタへの仕打ちの腹いせにナビエに恥をかかせるつもりで食べ物を用意しました。娘への仕打ちに比べたらこの程度…と考えていたジュメンシア老公爵ですが、ハインリは娘の命と引き換えに脅迫しました。
「残酷ですな…」
しかし、ここで自分が手紙の差出人であると認めてしまえば、皇族に危害を加えようとしたことを認めることになる。そうなってしまえば、家門自体危うくなってしまうとジュメンシア老公爵は思いました。
「…私が書いたものではありません」
ジュメンシア老公爵のその返事にハインリは「残念だ」と言って、机の上にある置き物を落とします。その置き物は粉々に砕けてしまいました。
ハインリ、可愛い顔してやることが怖いです…
泣き止んだナビエの父親は赤ちゃんの洋服選びに夢中になりました。母親や侍女達も赤ちゃんへの贈り物選びに夢中になり、部屋中が赤ちゃんの服で埋め尽くされました。
その中でナビエも自分が気に入った洋服を選び、ハインリに見せようと執務室へ向かいます。
執務室に着くと、マッケナが微妙な表情で「ハインリ陛下は今忙しいです」とナビエに言います。ナビエの手にあるものに気づいたマッケナは「ハインリ陛下の服ですか?」と尋ねます。
「赤ちゃんのものです」
「赤ちゃんの服とハインリ陛下の服はきっと同じサイズですよ」
??鳥になると同じということでしょうか…??
すると執務室からジュメンシア老公爵が出てきました。ナビエの持っている服を見ると、ジュメンシア老公爵の表情は厳しくなりました。
ナビエはジュメンシア老公爵とハインリがどんな会話をしていたのか気になっていると、ナビエに気づいたハインリが嬉しそうにナビエの元へ駆け寄ります。
「私のですか?」
ナビエの持ってきた服を持ち上げてハインリは尋ねました。
これ、他の人に見られてたらやばいシーンですよね。笑
ロテシュ子爵がラスタに会いに行くと茂みから歌声が聞こえました。声のする方に向かうとそこにはお人形を抱いて歌うラスタの姿がありました。
「…狂ったのか?」
「赤ちゃんを落とさないように練習をしているの」
「そうか。イスクア子爵夫妻の娘のことだが…」
「そんなことはどうでもいいわ。あなたは自分の娘がいなくなったのに他人の娘を探してる。私の子を失った罰よ。あなたも自分の子を失えばいい!!」
ラスタの変化にロテシュ子爵は驚きながらも、エベリーが実の娘である可能性が高いという話をします。信じられない様子のラスタにロテシュ子爵は血液検査をしようとしたが、悪用を防ぐために今は本人でないと検査ができないことを説明し、事実かを確認するためにはもう少しお金が必要だと言います。ラスタが身につけていたブレスレットをロテシュ子爵に渡すと、ロテシュ子爵はその場を足早にさります。すると再び背後から歌声が聞こえ、ロテシュ子爵はゾッとしました。
完全に狂ってますね…
魔力が込められたネックレスが盗まれたと報告を受けたソビエシュは、ナビエが以前、ハインリとの文通で鳥を使っていたことを思い出します。
カラス達が無事盗めたんですね!
魔法使いはソビエシュにネックレスを研究した結果、ネックレスの魔法石により、魔力を取り返した者もいたが、失った者もいたことを報告します。
魔法石は普段から魔法の手助けとして魔法使いが使っていることもあるため、魔力が減少する原因が分からない今、魔法石の使用を停止したほうがいいとソビエシュは判断しました。
「姫様を最近執務室に連れて来られないのはナビエ様の妊娠が原因でしょうか?」
最近赤ちゃんを執務室に連れてこないソビエシュの様子に魔法使いがカルル侯爵にそう尋ねると、カルル侯爵はそれを否定します。しかし、カルルも内心同じように心配していました。
ソビエシュが赤ちゃんに会いに行くと、グローリーエムは眠っていました。
グローリーエムを抱き上げ、自分に似ているところを探すソビエシュでしたが、娘はラスタとラスタの1人目の子にしか似ていませんでした。
ラスタの1人目の子と比較したくなったソビエシュは、ロテシュ子爵とその孫、アンを連れてくるように命じました。
アンを見たところで…でもこの行動はラスタの不貞を疑っているってことですよね…?
「再婚承認を要求します」 164話の感想
ナビエの赤ちゃんの服選び…ナビエがどんなものを好きなのか、気になりますね!しかし…赤ちゃんの服をナビエが持っていくと、マッケナもハインリもハインリの服かと尋ねることが面白かったです。以前鳥のハインリに服をプレゼントしたからですかね…?笑
東大帝国は少しずつ壊れてきてますね…まあ、元を辿れば全てソビエシュのせいなんですけどね!ナビエが不妊になった原因も、愛する完璧な皇后を失ったのも、全部ソビエシュ。ただ、ソビエシュとラスタのせいで国が傾くのだけは勘弁してほしいですね…
でも、実際にナビエが不妊だったのかって謎のままですよね。クッキーのせいで不妊症になった可能性はあるものの、ナビエは妊娠しましたし…まあ、ハインリが魔法石ベットで体が健康になるから不妊症だとしても治ると言っていたので、今となっては真相を明らかにできませんが…
でも、どれだけおバカなラスタでもソビエシュを裏切ることは想像できないので、グローリーエムはソビエシュの子ではないかな〜と思います。