「再婚承認を要求します」の小説のあらすじと感想を紹介します。
前回のあらすじ
ラスタの悲鳴と共にアンの素顔が周囲の人々に注目を浴びました。
「再婚承認を要求します」 171話のあらすじ ※ネタバレ注意
エベリーが到着したのはほとんど来賓が帰った後でした。
久しぶりに見たエベリーの表情は以前、魔力を失った時より良くなったとナビエは感じます。ナビエはエベリーを自分の部屋に通し、エベリーを見つけた騎士たちに発見した時の状況を確認しました。
エベリーたちは西大帝国に向かう途中の森で迷子になっており、馬車の車輪1つが壊れた状態でしたが、乗客は皆無傷でした。騎士からの報告を聞いたナビエは、車輪が壊されたのは意図的では?と思い、馬車に乗っていた人物の身元と座っていた位置を調べるように指示しました。
そこにハインリがやってきて、犯人の話になりました。
ナビエはソビエシュのことを「夫としては最悪でしたが、皇帝としては優秀な人です」と言って、ソビエシュだったら、必ず馬車の点検をさせ、予備も積ませただろう。だから犯人は壊れた車輪から一番遠い席に座っている人物ではないかと話しました。
ハインリはナビエがソビエシュを褒めていると思い、「クイーンがあの男を少しでも良く言うのは嫌です」と言って嫉妬心を顕にしました。
人々の前でそんな態度を出さないほうがいいとナビエは注意しますが、ハインリは態度を変えるつもりはないようでした。
そんなハインリにナビエは「かわいい」と言ってキスをします。
「あなたがこういう行動をするたびに可愛がってくれる人が私以外にいますか?」
「クイーン、そんな人はいないとご存じでは?」
「あなたは私の過去を知っていますが、私は知りません。よく遊んでいたのでしょう…?」
ナビエの言葉にハインリは凍りつきました。
ナビエの属性が氷なだけに…笑
ナビエがエベリーに会いに行くと、エベリーはナビエに騎士を送って助けてくれたことに感謝し、当時の状況を説明します。
ナビエは乗客が無傷だったのはエベリーが魔法で治したからなのかと尋ねますが、エベリーは言葉を濁したので、それ以上追求はしませんでした。
尊敬するナビエには本当のことを言いたいでしょうが、西大帝国に疑いがある今、ナビエにも話すなと口止めされてそうですね…
エベリーはソビエシュからのプレゼントをナビエに渡しました。すでに皇帝としてからのプレゼントは受け取っていたため、エベリーが渡したプレゼントは個人的なものでした。
”なぜ今更送ってきたのかしら…”
躊躇いながらもナビエはプレゼントに手をかけました。
アンの帽子が飛んだ時、ラスタが悲鳴をあげたこともあって、多くの人がアンの素顔を目撃しました。そして”あの子供は皇后陛下の子供に違いない、皇帝陛下を騙して結婚したのではないか”という噂が広がりました。
ソビエシュは知っていましたけど、真実ですよね。笑
また、パルアン侯爵やその一派の貴族は”皇后陛下の第一子と第二子の父親は同じではないか”と言う噂を流しました。
コシャールの時のお返しですね!!笑
噂がこれ以上広まるのを焦ったラスタは、自分の子ではないし、結婚もしていないと公言しますが、2人の子供がそっくりだったため、人々はラスタの言葉を信じませんでした。
ラスタはトゥアニア公爵夫人の時のように噂を流して、話題をすり替えようかとも考えましたが、トゥアニア公爵夫人のような話題になる人物もいなかったため、できませんでした。
そして、ついには親子鑑定の話にまでなり、ソビエシュは皇后と姫の潔白が証明されるなら鑑定をすると言いましたが、パルアン侯爵がついでにラスタの生みの親との鑑定もすればいいと言うので、ラスタは親子鑑定を受け入れることができませんでした。
「再婚承認を要求します」 171話の感想
無事エベリーが西大帝国に到着してよかったです!何者かによって破壊された馬車…これはもしかしてラスタの刺客でしょうか…?
そして、ソビエシュを褒めて?嫉妬するハインリ。笑
可愛いんですけど、ナビエにはやっぱり敵いませんね。笑
ハインリが浮気者だという噂は当時王位から遠のくため。でもそれを知らないので、ハインリは遊び人だと思われてしまってるんですね。笑
最後にラスタの騒動〜。身から出た錆ですよね。パルアン侯爵の地味な攻撃がもう、最高です。笑