LINEマンガで人気配信中の「君の全てを奪いたい」の最新話のあらすじと感想を紹介します。
前回のあらすじ
裁判の前にメーデイアはイアロスに自分を皇后にしてもらう約束をします。国民は裁判の話で盛り上がり、裁判当日メーデイアは派手な格好で裁判所に出廷しました。
最新話75話のあらすじ ※ネタバレ注意
プシュケーとイアロスは同じ生地の服を着て、手をつないで隣同士で座ります。
2人はプシュケーが別れを告げて、イアロスが猶予を欲しいと言って引き止めていますが、公の場では婚約者同士ですね!
裁判所では裁判官、陪審員、参観人、罪人、告発者が揃い、特別裁判が開始されました。
メーデイアは今まで豪華に着飾っていた父親がボロボロになった姿を見て、笑いを抑えるために口を手で覆います。しかし、まだメーデイアは物足りません。父親が地獄に落ちるかどうかはメーデイア次第でした。
裁判長から、メーデイアが告発の内容を宣布するように指示されます。
メーデイアは『公女が父親を殺す』という神託は嘘で、本当の神託は『帝国の心臓に近いものが帝国を滅ぼす』だと説明し、帝国の心臓とは皇居に近い貴族、今回の罪人達のことを指し、彼らは国を滅ぼす犯罪を犯してきたと言いました。そしてそれを偶然知った私に告発されないように偽の神託を広め、自分を拉致しようとしたのだと言います。
メーデイアは涙を流しながら、父親を死刑台に送るのは心苦しいが、イアロスが保護してくれなければここに立てなかったかも知れないしれないと言いました。
演技と分かっているペロンでさえ、騙されそうになるほどだったので、一部の国民はすでにメーデイアに同情していました。
偽の神託を流したのはメーデイア本人ですが、まさかそれを利用するとは!
するとホルン侯爵が裁判長にメーデイアが感情に訴えて本質をごまかしていると抗議しますが、裁判長はその抗議を却下します。
ヘリーが挙手をして、発言権を得て公女の話をまとめます。
「公女の発言をまとめると、議会派の実力者が罪を犯して、神の警告を受けたが、それを公女のせいにしようとした。しかし、私は疑問に思います。周りの人も同じ考えだと思いますが、結局公女もベリアード公爵の娘、そんな君が堂々と言えることなのですか?」
その発言を聞いたプシュケーは立ち上がろうとしまうが、イアロスが繋いだ手で引き止め、口裏をあわせていることを説明しました。
へリーはメーデイアの指示通り動いていると思いますが、わざわざ突っかかるような発言をするとは…。
特別裁判が行われる前、メーデイアはイアロスに参観人を自分が希望する人達にして欲しいとお願いします。その人達とは戦争当時、最も危険にさらされた国境付近に住んでいた人たちでした。その大変な経験をし、乗り越えた住民たちは義理堅く、固い絆で結ばれています。
そんな人たちをこの裁判の参観人として集め、いったい何をしようというのか、メーデイアが皇后の器であるか試されるとイアロスは思いました。
メーデイアは参観人を使って一体何をしようとしているのでしょう?
「父の罪で私が罰せられるのはおかしくないですか?私の立場になれば、皆さんそう思うはずです。生きていてこう考えることはないですか?お腹が空いたら食べたくなるし、宝石を見たら盗みたくなる、憎い相手がいたら消してしまいたいと。それは人の本能なのです。」
メーデイアの話を手を震わせながらじっと聞いていたプシュケーが立ち上がりメーデイアの名を叫びました。
感想
特別裁判がとうとう開かれました!メーデイアを搾取しつづけた父親にやっと復讐できましたね!少し、ザマアと思ってしまいました。ここにきてメーデイアがわざと偽の神託を流した理由が分かりましたね!自分を下げてから上げてなおかつなすりつけるとは!誰も予想ができません!!しかし、私はコート伯爵の件が気になって仕方がありません…。この裁判、一体どうなるんでしょうか!