「再婚承認を要求します」の小説のあらすじと感想を紹介します。
前回のあらすじ
ラスタのもとへやってきたジョアンソンはデリスが戻ってくるまでラスタの記事を書き続けると警告しました。
「再婚承認を要求します」 159話のあらすじ ※ネタバレ注意
「ジョアンソンの妹を返したくても…」
ジョアンソンからの警告に頭を痛めるラスタは現実逃避をします。ベットに横になっていると、そこにソビエシュがやってきて、記事にあった父親の話は本当なのかと尋ねます。
「本当のことを言ってくれ。今ならなんとかできるかもしれない」
「嘘をついたらラスタを捨てるのですか?」
「聞いていることだけに答えてくれ」
「…実の父親ではありません」
これ以上問題を抱えていると思われたくないラスタは嘘をつき、ソビエシュから視線をそらしますが、すぐに嘘をついたことを後悔します。
ソビエシュはラスタの返事を聞くとすぐに部屋を出ていきました。その姿は以前子守唄を赤ちゃんに歌ってくれた男とはまるで別人のようでした。
嘘つくラスタも悪いですが、子供産んですぐ手のひら返すソビエシュも…
「ラスタが嘘をついた」
部屋に戻ったソビエシュはカルル侯爵にそう告げると、ラスタの父親への関心が薄まった頃に静かに処理をするようにと命令しました。
ハインリはナビエに魔法学園に行くことを勧めます。妊娠初期の今は気をつけなければいけない時期ではありましたが、お腹が大きくなってからだと、妊娠のことを隠すことが難しく、ナビエが危険に晒される可能性があったためでした。
ナビエもハインリの意見に賛成でした。
「旅行だと思って、大きく、快適な馬車に乗っていきましょう。2人で食事したレストランにも…」
ナビエが政略結婚を持ちかけて、ハインリがプロポーズしたレストランが魔法学園のあるウィルウォルのレストランだったみたいです!
ナビエのお腹をさすりながらハインリが言います。それを聞いたナビエは久しぶりの2人のお出かけにワクワクしました。
しかし、ナビエたちがウィルウォルへ向かう2日前に、ホワイモンドの使者がやってきて、王がハインリと直接港を貸すことに関しての話し合いをしたいと、西大帝国に向かっており、すでに出発していると告げます。
ハインリは項垂れながらも城に残る決断をし、ナビエを1人、ウィルウォルへと送り出しました。
”ハインリと一緒に行きたかった…”
ウィルウォルへと向かう馬車の中、ナビエは思います。
ジュベール伯爵夫人に到着したことを伝えられ、ナビエはランドレ子爵のエスコートで馬車を降ります。
ナビエの侍女たちはみんな行きたがったようですが、今回はジュベール伯爵夫人とマスタスが同行したようです!
エスコートをしてくれるランドレ子爵の表情が浮かないことに気づいたナビエが尋ねると、ランドレ子爵は最近リバティ公爵の息子がニアンに好意を抱いていること、そして自分と比べるとリバティ公爵の息子の方が身分も高く、容姿も良いため、魅力的なのではと悩んでいるようでした。
「ランドレ子爵も十分魅力的ですよ!」
マスタスがそう言うと、ランドレ子爵は賞賛をありがたく受け取りました。
ウィルウォルへ向かって歩いていると、ランドレ子爵が突然止まり、表情が突然厳しくなります。
目の前にはソビエシュがいました。
お互い、しばらく気まずそうにしながら見つめ合った後、ナビエは皇后としてソビエシュに笑顔で挨拶します。
「ご出産おめでとうございます。私が用意した宝剣はどうしましたか?」
「ラスタがどこかにやってしまったからわからない」
「そうですか」
ナビエが先に進もうか悩んでいると、ソビエシュは自分の騎士たちに下がるように指示し、ナビエにも同じように下がらせるよう目で合図します。
東大帝国の皇帝であるソビエシュの命令は無視できないと思ったナビエは周りの者たちを下がらせ、2人きりになります。
「幸せに過ごしていると思っていたのに…どうしてこんなに痩せたのだ?」
つわりで食欲不振になっていることを伝えることができないナビエは黙ってしまいます。
「まさか、あいつ(夫)のせいか?」
「再婚承認を要求します」 159話の感想
ラスタの嘘はもう、どうしようもないですね…ここで素直に言えば少しは事態を改善できたかもしれないのに…しかし、ラスタの父親を処理するとは…ソビエシュは何をする気なんでしょう…?
そして、ナビエがとうとう魔法学園に向かいます!!!魔法を使うナビエ…完璧皇后でしかも魔法使いなんて、最強すぎますね!!笑
ナビエが魔法を使っている姿を見るのが楽しみです!
しかし、その前に現れるソビエシュ…エベリーのネックレスの件できたのでしょうか?
それでも最後の発言…お前が言うか?!
ナビエはつわりで痩せてしまったものの、ソビエシュといた頃より何百倍も幸せに過ごしてますよ!!まあ、痩せたのはハインリのせいと言われても間違いではないですが…笑