LINEマンガで人気配信中の「主役の初体験、私が奪っちゃいました」の最新話のあらすじと感想を紹介します。
前回のあらすじ
リプリーにそっくりの人形が自分の憑依と何らかの関係があるのではないかと考えたリプリーは魔女イスラの元へと行きます。
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「主役の初体験、私が奪っちゃいました」63話のあらすじ ※ネタバレ注意
リプリーを待ち受けていた魔女イスラはリプリーがなぜ来たか知っているようでした。リプリーは今まで詐欺師だと思っていたイスラは本物なのではないかと思います。
「リプリー様、近づいてくる結婚式でお悩みですね?」
魔女イスラは期待を裏切りませんでした。笑
イスラはリプリーが来店した理由を色々あげてきますが、全て間違えていました。埒が明かないと感じたリプリーは人形についてやってきたことを伝え、持ってきたリプリーにそっくりの人形を見せました。最初はなんのことかといった表情のイスラでしたが、リプリーに人形を売ったことを思い出します。
「しかし、私は黒髪の人形を差し上げましたが、赤髪になったのを見ると呪いがよく通じたようですね!」
その話を聞いたリプリーは動揺します。
黒髪の人形はもしかして憑依前の姿だったりして…
「だから本当に呪いの人形なんです!私がはっきり申し上げたじゃないですか!その人形がリプリー様の運命を変えて今までとは全く違う人生を生きたいというリプリー様の望みを叶えてくれるって」
「この人形、一体何の呪いがかかっていたんですか?呪いを解く方法…」
リプリーの頭の中にゼロニスが浮かびます。
「いや、その呪いを解けないようにする方法はありますか?」
「その…そうですね…ただ呪いの人形だから呪いの人形と呼ぶだけだと…」
イスラは呪いがどんなもので解き方や解けない方法は知りませんでした。
イスラはその人形をどうやって手に入れたのでしょうか?
イスラは人形の効果で自分が売っているものの信憑性が高まったのではないかと言い、リプリーに幸せな結婚を守護してくれる不思議な猫はどうかと勧めます。リプリーは断りますが、「愛する公爵様と幸せな結末を迎えたくないですか?猫を連れていってください。その子が幸せな結末を知っています」と言われ、その猫のぬいぐるみを購入してしまうのでした。
家に帰ったリプリーはエンディングについて考えます。
”エンディングのあと、終わってしまった小説の中の人々はどうなるのだろうか?”
舞踏会で現れた女の『エンディングになれば終わりだ』の言葉が頭をよぎります。
”猫が…幸せな結末を知っていると…”
イスラが言っていた猫のぬいぐるみをよく見ると以前世界平和を守ってくれると言っていた猫と同じだと気づき、エンディングや滅亡ももっともらしい言葉で飾った嘘ではないかと思います。
そこにゼロニスが現れ、結婚式の準備が順調だということを報告します。
しかし、結婚式は主人公たちの愛がみんなの目の前で成り立つ瞬間であり、話の締めくくりでもあるのでリプリーは不安に感じます。
「リプリー?どうした?何か問題でもあるのか?」
「あの…結婚式を…結婚式は必ずするべきでしょうか?」
「いきなり…それはどういう意味?」
「主役の初体験、私が奪っちゃいました」63話の感想
ロマンス小説の中で結婚式は締めくくりですね…最近は結婚後の様子も描く物語も多いですが、謎の女の発言もあり、結婚式=エンディング=滅亡と思わず考えてしまいます。
しかしゼロニスは結婚式でみんなにリプリーは自分のものだと言いたいはずなので、それをしない訳にはいかないし、それをしなくてもというリプリーの発言をリプリーの思惑とは別の形で受け取りそうで怖いですね…リプリー・ゼロニス幸せになってほしい!