「再婚承認を要求します」の小説のあらすじと感想を紹介します。
前回のあらすじ
東大帝国ではラスタの元に父親が訪れていました。一方の西大帝国ではナビエがどんな子供でも愛そうと決意します。
「再婚承認を要求します」 158話のあらすじ ※ネタバレ注意
西大帝国ではナビエが不妊症なのではないかという噂が広まり、次第にナビエに後継者の話をする者もいなくなります。
ナビエは医者からもらう薬にわざと『不妊治療薬』と書いてもらい、そうなるように仕向けたのでした。
噂を聞きつけたマスタスは腹を立て、噂を止めようとしますが、ナビエはそれを止め、逆にクリスタ派のリバティ公爵やカトロン侯爵が何も言ってこないことに疑問を持ちました。
西大帝国に来てまだ間もないナビエには西大帝国の貴族の腹の中までは知ることができず、ナビエはハインリに相談しに行きます。
ハインリはカトロン侯爵夫妻が以前のことで喧嘩し、これ以上悪化しないよう、夫人が3人の賢い子供たちのために侯爵を止めているのではと話しました。
以前カトロン侯爵がハインリの釣り餌にかかってしまった時に夫人と喧嘩したみたいですね。笑(147話でハインリが浮気していると言おうとしたら、逆に自分の首を閉めることになった話です)
しばらくは大人しくしているだろうとハインリが言うと、ナビエは「退屈だ」と言います。
ハインリはナビエが東大帝国の時、どのように政敵を処理したのか尋ねます。
ナビエの家門が公爵だったこともあり、露骨に喧嘩を売ってくる相手もおらず、侍女たちも味方をしてくれたため、東大帝国の皇后時代はこういった状況はあまりありませんでした。そう思い返していると、急に手のひらが痒くなり、手の熱を覚まそうと机を触ると、机に氷が張ります。
以前、ハインリの髪を凍らせたのは偶然ではなかったのだと驚くナビエに、ハインリは妊娠で曖昧になっていた魔法学園への訪問について提案しました。
「お父さんと呼んでみて」
ソビエシュは赤ちゃんを抱き、話しかけていました。
まるで『お父さん』と呼んでいるかのように声を出して笑う娘にソビエシュは「天才だ」と言います。
その姿を見ていた乳母のベルディ子爵夫人は素敵な光景だと思いつつも、そのために犠牲になった者のことも思い、悲しい気持ちになりました。
一番の被害はナビエですよね…そのほかにもラスタが皇后になったせいでデリスや他の使用人たちも苦しむことになり…
ベルディ子爵夫人が近づくと、ソビエシュは赤ちゃんを渡します。ラスタの子ではありましたが、ベルディ子爵夫人は日増しに赤ちゃんへの愛情が強くなっていることを感じました。
ベルディ子爵夫人がまともな人でよかったです。一番最初にナビエを裏切った人ではありますが…
その時、カルル侯爵がやってきて、ラスタについての記事が出たことをソビエシュに報告します。
記者はジョアンソンで、ラスタの父親について書かれており、父親はラスタが皇后になっていることは知らなかったこと、平民であることを恥じて、ラスタが貴族の両親を偽装したこと、そして父親は娘に会いに行ったが追い返されてしまったことが書かれていました。
世論を気にするソビエシュは、ラスタが奴隷だと知られた場合、その子であるグローリーエムの立場が危うくなると感じ、この記事が本当かどうかラスタに確かめに向かいます。
その頃、記事を見たラスタはジョアンソンを呼び出していました。
自分を『平民の希望』と言っていたジョアンソンが自分に対してどうしてこんなひどいことをするのかとラスタは涙を流しながら責めます。
ジョアンソンが初めてラスタに出会った時、羨望の眼差しでラスタを見ました。そんなジョアンソンは今や冷ややかな目でラスタを見つめます。
「私は嘘の記事を書いてません。妹を探してください。妹が見つかるまで、私はあなたのことを記事にしましょう」
「再婚承認を要求します」 158話の感想
ナビエの釣り餌に雑魚がかかったものの、大物がなかなか動かないので焦ったいですね…
カトロン侯爵は当初からナビエに噛みついてきた政敵…早く引っかかって引退してほしいです…
ハインリの次の王位継承はリバティ公爵でしたっけ…?リバティ公爵が静かなのは息子を王位にと考えているからかもしれませんね!
また、東大帝国でも動きが!!ラスタの父親、思った以上に行動が早くてびっくりしました。まあ、ラスタのあらを探しているジョアンソンなら早々に父親を見つけるだろうとは思っていましたが、確実にラスタに悪い方向に進んでます。これもエルギ公爵の作戦なのでしょうか?