「再婚承認を要求します」ネタバレ 196話(小説)最新話のあらすじと感想

再婚承認を要求します 再婚承認を要求します
そるくん
そるくん

「再婚承認を要求します」の小説のあらすじと感想を紹介します。

前回のあらすじ

自分の犯した罪は償うようにとソビエシュはラスタを説得しますが、ラスタはそんなソビエシュに罵声を浴びせました。

←「再婚承認を要求します」 195話 あらすじと感想

「再婚承認を要求します」 196話のあらすじ ※ネタバレ注意

ラスタの裁判当日、人々は裁判所に集まりました。

側室で、正当性のある皇后を追い出し皇帝の寵愛を一身に受け、皇帝を騙して他の男との子を皇女にしようとし、皇帝が他の女に心変わりしそうだと気づくと、その女を殺そうとした。そして自分は他国の貴族と恋に落ち、最後には逃げようとして失敗した…これが人々の皇后への認識でした。

しかし、かつてラスタは『平民の希望』でした。偽物ではあったものの、確かに光ではあった彼女に対し、民衆は複雑な心境を抱えていました。

また、貴族としても次の皇后を輩出しなければならず、そのために貴族間で激しい争いが起こるだろうと思うと頭の痛い問題でした。


「ナビエは来たのか?」

「ナビエ様はトロビー公爵家に昨晩到着されたようです」

執務室でソビエシュの質問にカルル侯爵が答えました。

「法廷には来るのか?」

「参観だけの予定です。」

「…エルギ公爵の動きは?」

ソビエシュのその質問に対し、カルル侯爵はエルギ公爵がベルディ子爵夫人に会い、グローリーエムと一緒に外国で過ごすのはどうかと提案したことを話し、その後の動きは静かだと言いました。

そるくん
そるくん

エルギ公爵はソビエシュに東大帝国の宮殿を追い出されたようですが、まだ首都には滞在しているようです!

ソビエシュは自分の子ではないとわかっていても、グローリーエムを愛していました。しかし、ラスタとあまりにも似ているため、養子縁組をするにも難しく、また成長し、さらにラスタに似ていくであろうグローリーエムを傍で見守る自信もありませんでした。

また、両親が重罪人であるため、グローリーエムも奴隷にならなければいけませんでした。しかし、ソビエシュは愛するグローリーエムが奴隷になるのが耐えられませんでした。

なのでエルギ公爵の提案を聞いた時、エルギ公爵が準備した人を自分の手の者とすり替えて、外国の小さな貴族の令嬢になれる身分とお金を与え、それ以上関わるのはやめようと決心しました。

裁判までまだ時間があることを確認したソビエシュは寝室に入り、ナビエとグローリーエムの肖像画を眺め、その目からは一粒の涙が流れました。

そるくん
そるくん

グローリーエム…ほんとにアレンの子なのでしょうか?まだ、ソビエシュの本当の娘なのではないかと信じてます…けど、もしそうならこの選択はさらに辛いものですね…

ナビエとハインリは地味な格好をして裁判所へと向かい、2階の貴族席の一番奥に座りました。

裁判が始まり、ソビエシュが入ってきて皇帝用の席に着席しました。その後に騎士に連れられたラスタがソビエシュの隣に座りました。

そるくん
そるくん

ラスタの裁判でも、ラスタは皇后のため、ソビエシュの隣に座るんですね…

裁判官の裁判を開始する挨拶の後、証人席にロテシュ子爵、イスクア子爵夫妻、アレンが現れました。ロテシュ子爵とイスクア子爵夫妻がラスタの罪状を証言するなか、アレンだけは自分は無実だと叫んでました。

そるくん
そるくん

4人とも死刑判決されましたが、まだ執行されず、刑務所にいたようです!

次にベア商会の会長がナビエの手形をラスタが利用していたことを証言しました。

そるくん
そるくん

ナビエが名前を出さずに孤児院などの後援のために使って欲しいとラスタにお願いした手形をラスタが自分が後援します!!と大々的に宣言して使った手形ですね…

次にデリスが現れ、ソビエシュがナビエに送った青い鳥の羽をラスタがむしり、ソビエシュに嘘をついていたことを言いづらそうにゆっくりと証言しました。

「もっと早く話せ!!」

観客の1人がそう文句をいうと、デリスはその事実を知ってしまったがために舌を切られ、仕事をクビにされたのだというと、会場からラスタに対する非難の声が上がりました。

次にエベリーが現れ、ラスタにずっと侮辱されていたこと、また馬車の事故について証言し、ランドレ子爵はニアンの名誉毀損についての調査結果を、カルル侯爵はエルギ公爵に私的に金銭を借り、そのお金はアレンやアンの養育費として使用されていたことや、エルギ公爵に港を渡す約束としていたこと、またそのスキャンダルについて証言しました。

証人たちは証拠を提出するも、ラスタは全ての証言を否定しました。

「私も証言したいことがあります!」

そう叫んだのはデリスの兄であり、記者のジョアンソンでした。

ジョアンソンはとある犯罪者の法廷文書を見せ、説明します。

「ここに書かれている犯罪者の名前は以前、皇后の父親だと言っていた男と同じ名前であり、彼の娘の名はラスタで皇后と年齢も同じです。そして奴隷宣告を受け、行くことになった場所はロテシュ子爵の領地でもあるリムウェルです」

ジョアンソンの証言でラスタが奴隷だったことが知れ渡り、人々は騒ぎ出し、ラスタを罵り始めました。その様子を眺めていたソビエシュは無表情ではありましたが、ソビエシュを知るナビエの目にはひどく腹を立てていることがわかりました。

とうとうラスタの忍耐力も切れ、ラスタは席から立ち上がると、証人席に移動し、ジョアンソンを押し退けて言います。

「陛下は不能です!」

そるくん
そるくん

…え?

「再婚承認を要求します」 196話の感想

ニアンの名誉毀損の件、ちょっと忘れてて、調べたんですけど、トゥアニア公爵の兄がニアンに傾倒していて、自分のモノにならないなら…と亡くなってしまったようなんですが、トゥアニア公爵とニアンの間の子供が兄との子なのではないかという疑いが発端で公爵とニアンは離婚したようなんです。この件、ランドレ子爵がラスタを刺したりしてごちゃごちゃしてたんでよく覚えてなかったんですけど、兄の子ではないかという噂を流したのはラスタの指示を受けたロテシュ子爵でラスタ自身もはっきりとは言ってないものの、公爵に仄めかしているんですよね…(婚前にニアンは妊娠?したのか、結婚後は妊娠しなかったのも噂の要因のようで…公爵が不能なのではないかと…)それでニアン大好きランドレ子爵がニアンの名誉を守るためにラスタを刺すも、ラスタが妊娠していることが発覚し、ソビエシュが全てを闇に葬ろうと裁判も行わず、死刑にしようとしていたところをナビエが助けて、ニアン、ランドレ子爵がナビエを恩人としたと…。公爵の子供は正真正銘、公爵とニアンの子なのですが、ソビエシュとラスタとグローリーエム…全く同じような流れになっているような気がして…もしかしたら、ラスタは自らしたことが自分の身に返っているのではないかと思うと作者天才と思うと同時に恐怖になりました。

続き(「再婚承認を要求します」 197話)を読む→

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