「再婚承認を要求します」ネタバレ 182話(小説)最新話のあらすじと感想

再婚承認を要求します 再婚承認を要求します
そるくん
そるくん

「再婚承認を要求します」の小説のあらすじと感想を紹介します。

前回のあらすじ

攻撃的なマスタスにローズはコシャールの結婚話が原因かと問いかけました。
←「再婚承認を要求します」 181話 あらすじと感想

「再婚承認を要求します」 182話のあらすじ ※ネタバレ注意

「私がなぜコシャール卿の結婚話にショックを受けるのですか!」
反論したマスタスの声は高く、顔を真っ赤にしていました。
その様子にナビエはマスタスの気持ちに気づきますが、何より、兄の気持ちを優先しようと思いました。

ナビエがコシャールのもとへ行くとすでにコシャールはホワイトモンドの姫との結婚話を聞いていました。
「お兄様はどうしたいですか?」
「結婚に興味はないが、結婚しなければいけないのであれば、姫が良さそうだ」
「姫にお会いしたことがあるのですか?」
「いや。でもその方が家門の役にも立つだろ?」
「でもそれでは…窮屈ではないですか?」
「今まで好き勝手にしてきたが、そのせいでナビエや両親に迷惑をかけた。そろそろ役に立ちたいんだ。でも、もし結婚してホワイトモンドで生活することになったらナビエの子供に簡単に会えなくなるのが寂しいな。お前の子だったら本当に愛しいと思うのに」

そるくん
そるくん

盗賊を笑顔で追い回すコシャールからは想像できない甘さ!!!


コシャールと別れてから、ナビエは自分の部屋で過ごしていると、ドアをノックする音が聞こえ、ナビエの好物を持ったハインリがやってきました。
「これを持ってくるようにと、信号がきました」
「送っていませんが」
「赤ちゃんが送ってきたようです」
そう言うと、ハインリはナビエの頬にキスをします。
「赤ちゃんにお父さんからのキスだと伝えてください」
そしてナビエの唇にキスをします。
「これは伝えないでください。クイーンへのですから」

そるくん
そるくん

もう…ナビエの告白を聞いてからのハインリの態度が甘すぎますね!!

ナビエとハインリは2人で夜の散歩に出かけました。
「私のこと、いつから好きだったのですか?クイーン」
ハインリの質問に、好きだと自覚したのはホワイトモンドの姫がハインリの側室になると誤解した時でしたが、ナビエは「わからない」と答えました。
「あなたはいつ私を好きになったのですか?」
「いつからと聞かれたら…実は私もわからないのです」
「私に聞いたくせに」
「クイーン、私はあなたが好きで何度でも好きになります。あなたを好きになる瞬間はたくさんあり、全て覚えています」
「では3つほど言ってみてください」
「私に男だと嘘ついた女性はあなたが初めてでした。私のお尻を叩いたのも、私に虫を食べさせようとした女性もあなたが初めてです。クイーンにとって私との初めてはありますか?」
「私が男だと嘘ついた男性も、お尻を叩いた男性も、虫を食べさせようとした男性も、ハインリ、あなたが初めてです」
「じゃあ全て運命だったのですね」
ハインリが嬉しそうにそう言うので、ナビエは思わず噴き出しました。

夜の散歩で足元が見えず、ナビエがつまづくと、ハインリはすぐにナビエを支え、自分にもたれかけさせます。ナビエはハインリの鼓動を聞き、幸せを感じました。そしてふと、自分を捨てたソビエシュは元気なのだろうかと頭によぎりました。


ソビエシュは不幸の真っ只中でした。自分の娘ではなかったグローリーエムの姫の位を廃し、養女にすることもできましたが、ラスタにあまりにそっくりな姫の顔はもう見たくなかったため、そうすることもしませんでした。しかし、実子でないにしても今まで注いだ愛情が消えることはなかったため、追い出すことはせず、別室でベルディ子爵夫人と過ごすようにさせました。

ソビエシュは姫の笑顔を思い出し、涙を流します。
東大帝国で最も地位の高いソビエシュはこの苦しい想いを人に相談することも、慰めてもらうこともできました。唯一相談できた相手(ナビエ)はもう遠くへ行ってしまいました。

そるくん
そるくん

自分が離縁したんですけどね。

「ナビエ…どこから間違ってしまったのか…」
ソビエシュはナビエの肖像画に向かって話しかけます。肖像画にもたれかかり、ふと、自分がラスタを連れてきてすぐのこと、ナビエがラスタのことで何か話そうとしていたのを止めたことを思い出し、あの時、ちゃんと話を聞いていれば…と後悔しました。


ラスタはソビエシュよりも不幸を感じ、エルギ公爵に対する恨みでいっぱいでした。
グローリーエムはアレンとの子供になり、エルギ公爵がアンを連れてきたことで状況はさらに悪化してしまいました。そしてこの話はすぐに広まり、ラスタは人々の笑い者にされました。

ラスタはグローリーエムの行方を使用人たちに尋ねますが、使用人たちはベルディ子爵夫人といるとしか答えず、それどころかラスタを馬鹿にした態度をとるようになりました。
使用人が姫のことを「カッコウの子」と揶揄したり、「もう姫ではない」と口にすると、それを聞いたラスタは怒り、使用人を蹴り、罵声を浴びせました。
ラスタが使用人を殴ろうとすると、扉が開き、エルギ公爵が現れました。

「再婚承認を要求します」 182話の感想

ハインリとナビエの2人の時間が甘いですね…もう見ててニヤニヤしてしまいます。ナビエもハインリも思いもよらぬ返事をするので、見ているこっちは展開が読めず会話を楽しめます。
西大帝国が幸せいっぱいで嬉しい反面、東大帝国の落ち込みようがひどすぎますね…
ソビエシュの「どこから間違ってしまったのか」という言葉。クッキーから…と言いたいですけど、ナビエを思っての行動だったので、百歩譲ってラスタを側室にしたところって感じですかね?
愛は盲目にすると言いますが、せめてもう少しナビエに対する態度がよかったり、ナビエに一言相談していたりしたら、もしかするともう少しましな状況だったのかもしれません。

続き(「再婚承認を要求します」 183話)を読む→

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