LINEマンガで人気配信中の「ハーレムの男たち」の続きが気になったので、原作を翻訳しました!
LINEマンガ17話、18話の内容になります!
前回のあらすじ
ラティルはお忍びで側室候補のタシールに会います。肖像画以上のイケメンでしたが、雰囲気が怖く、頭のいい印象をラティルは受けました。しかし、カーラインには会うことができず、残りの側室候補に不安をいだきます。
18話のあらすじ ※ネタバレ注意
ラティルは正門の前に記者たちが大勢集まっているのを窓越しに見て舌打ちしました。手紙泥棒や暗殺犯の調査をしていたらいつの間にか側室たちが正式に入宮する日になっていました。ラティルは最初のハーレムという理由で注目が集まりすぎることを懸念して入宮パーティーはせずに側室とその親族だけの誓約式と宴会をするだけにしました。
最初に来たのはアンジェス商団の後継者、タッシールでした。黄金に輝く豪華絢爛な馬車が勢いよく走っていると記者たちはそれにしがみついて馬車の中の人にインタビューしようとしていました。
二番目に現れたのは傭兵王のカルレインでした。まるで黒死神団のようでどこか戦争に行くような雰囲気でした。タッシールのときとは正反対の雰囲気で記者たちも遠巻きに眺めていました。
三番目、四番目に入ってきたのはアトラクシー公爵家のラムナン、ロイド宰相家のゲスターでしたが、傭兵たちの印象が強烈過ぎてあまり目立ちませんでした。
4つの集団が正門を通ったのを確認し、ラティルも大宴会の席に向かいました。
侍従長の指示により、ラティルは最後に会場に入りました。ラティルは会場でもっとも高い場所に登り、上から見下ろすと5人の側室たちはラティルを見上げました。ラティルは恥ずかしいと思いながら5人の側室を交互に見ました。席の配置はクライン皇子を中心に右側が貴族のラムナンとゲスターで左側は平民のタッシールとカルレインとなっており、貴族対平民の構図ができていたので、ラティルは心配します。ラティルの関心はカルレインに向いていました。カルラインばかりを見るラティルに侍従長が注意します。侍従長が用意していた書類を壇上の上の台において側室の名前を呼びます。最初にクラインが呼ばれ、出された書類を読み、サインをします。側室5人が署名を終え、ラティルが用意した指輪を5人にはめます。男たちは指輪にキスをして永遠の忠誠と愛を誓った後に引き下がりました。
ラティルは自分のハーレムに5人の男たちが入ってくることを実感しました。しかし、この中に本当に心から私を愛す人はいないだろうと思います。ラティルは彼らが争って貴族や国民の注目を集め、自分の皇権強化に役立つことを望みました。彼らはお金や権力などを目的にここにやってきたのだから、愛はないが、私が皇帝でいる限り私を裏切ることはないだろうと考えます。
その後、宴会が開かれました。アンジェス商会から招待された人はこの場で商売しようとし、ラムナンとゲスターに招かれた貴族たちは平民たちと座ることを嫌がりました。アンジェス商会と真逆の雰囲気を出しているカルラインの傭兵たちは一言も喋らずに食事ばかりしました。カリセン帝国から来た貴族たちはぎこちないせいか自分たちだけで話しました。
ラティルは視線をそらしてアトラクシー公爵と宰相をみると自分たちの神経戦をしており、息子たちはゲスターはすでに気後れしていてラムナンとクラインがお互いを睨んでいました。タッシールはカルレインに死人のようだと言われ、フォークで目玉を取られるところでした。
食事を終えたあと、部屋に戻ったラティルに乳母は気に入った側室がいたか尋ねると、ラティルはゲスターが心配だと言います。乳母が子供のころの情があるからというとラティルはそこまで親しくはなかったのだが…と思います。
ラティルがお風呂に入り、浴室から出ると侍従長がいました。ラティルが不思議に思うと今日は入宮の初日だと侍従長が言います。
側室たちがラティルをくるのを待っていました。ラティルが状況を理解すると、頭に浮かんだのは3人でした。
一人目はゲスター。男として惹かれはしないが、おとなしい性格のため訳もなく気になりました。
二人目はカルレイン。個人的な好奇心で唯一対話のない男だからでした。
3人目はラムナン。ラムナンというよりはアトラクシー公爵の位争いでの貢献や今日の食事での気配りで気になりました。
ラティルは腕を組んで悩み、そして決心しました。
感想
とうとう側室たちが入宮しました!5人とも美男子でありながら育ちや性格が大きくことなるため、今後ハーレム内でどう争っていくのか楽しみです!そしてラティルは初日を誰と過ごすのでしょうか?続きが気になります!